パチパチはじける飴が入ってるチョコレートあるじゃんか! ~トニーズ チョコロンリーの ホワイトラズベリーポッピングキャンディがおもしろうまい

デイリーポータルZ

ホワイトチョコレートにラズベリーが入った板チョコを買った。楽しみに食べた。

クリーミーに口内に広がるやわらかく甘いホワイトチョコレートのなかでストロベリーの酸味が鮮やかに刺すようにはじける。

うわあ、鮮烈……! すごいすごい! え! え……?

……あれ、あれ? これ口のなかでパチパチはじけてない? ドンパッチ的なやつ入ってない??

トニーズ チョコロンリーのピンクのやつ

食べたのはトニーズ チョコロンリーというブランドのこちらの板チョコレート。

かっこいいパッケージ、そしてずっしり重い。180gある。

世界各国の食材をセレクトして並べる、インターナショナルスーパーマーケットであるナショナル麻布で見つけた。

こちらではトニーズ チョコロンリーを特集した売り場が作られていて、フレーバー各種がずらっと並んでいる。

アメリカにいるのではと錯覚させてくれるインターナショナルスーパー

ちょうど私はいちご味のチョコレートについて調べており(くわしくはこちらの記事でどうぞ!)買い集めていた。

ピンクのパッケージに「ラズベリー」の文字を見かけ、迷わず購入したというわけだ。

開封すると、ホワイトチョコレートをベースにしたタイプ。フリーズドライのラズベリーが入っているんだろうなとは見て思ったが、パチパチするとは思わなんだ

あらためてきちんと正式名称を確認すると「 ホワイトチョコレート ラズベリーポッピングキャンディー」とある。

パチパチは思い違いなどではなく、本当にサーティーワンのポッピングシャワーみたいに、パチパチする飴を使って作っているんだそうだ。へ~~!

原材料に「炭酸ガス」がある。おまえがパチパチのみなもとか

真剣にフェアトレードを考えたチョコレートだった

中にはじける飴を入れるとはずいぶん愉快な仕事をするんだなと、調べてみればこちらはオランダのブランドだそう。

日本でもブラックサンダーの有楽製菓の取り組みで話題になった、児童労働や不平等な搾取をしないフェアトレードに本腰で取り組んでいる会社だという。

すっと、取り出すと、搾取的労働を断ち切るチェーンのマークが

普通の板チョコのような碁盤の目ではない、ランダムに見える割れ目にも意味がある。西アフリカの地図を模していて、これがチョコレート業界のフェアでない現状を表しているんだそう。

パッケージの裏にもメッセージが

割ったときに均等にならないのも不平等をモチーフにしているというから背筋がのびる。 

パチパチするのはラズベリー味だけ

味の展開は現状7種類ほどあるようだ。

全部パチパチすんのかな? だとしたらすごいな、と思ったが、パチパチするのは私が買ったもののみで、他のフレーバーには「ホッピングキャンディ」要素は入っていないようだ。

とはいえ、プレッツェルが入っているものや、塩キャラメル味があるなど、いわゆる「分かってらっしゃいますな~~」なブランドだということはぐんぐん伝わった。

ついドンパッチって言っちゃうの

それにしても、この手の口ではじける飴のことをいまだに「ドンパッチ」と言ってしまうのは我ながらどうなんだ。

調べてみると「ドンパッチ」は2000年には販売が終了されたというから、聞いて「なにそれ……」と思った方もおおかろう、すまんのう……。

いまは「パチパチパニック」という名前で同様の商品が販売中だというから、そっちの方が伝わったかもしれませんな。

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