一般社団法人日本能率協会は、公益社団法人国際観光施設協会のスマートシティ研究会プロジェクト「LINKED CITY」と共に推進する「地域振興プロジェクト〜つなぐ、つながる、まちづくり」を、2023 年2 月9 日(木)〜10 日(金)の2 日間、東京ビッグサイト東展示棟8 ホールにて開催した。
■地域振興は3つのDXで実現
「地域振興プロジェクト」では、地域振興は3つのDX(観光DX・人材DX・都市DX)によって実現できると定義し、『地域振興マネジメントモデル』を考えた。
今回は、38社が出展し3つのDXの構成要素や推進方法について、未来のサテライトオフィスや新時代の平家住宅などの製品を交えて紹介していた。今回は、展示の一部を紹介する。
〇新時代の平屋住宅「GXホーム」を展示
株式会社タカショーは住宅の「脱炭素・防災レジリエンス・DX」の実現に向け、株式会社パークホームズとの連携により、IoT、庭、屋外照明、家具がパッケージセットとなった新時代の平屋住宅「GXホーム」を展示していた。
「GXホーム」はローコストかつ、短い工期で納品可能なため建築資材の高騰による住宅購入の課題を解決。自由な時間を楽しむことができる「Well-Beingな暮らし」の実現を目指している。
今後は住宅利用に加え、宿泊、店舗、事務所、地域コミュニティ施設として活用でき、地域活性化・持続可能な経済社会の実現に貢献する構えだ。
〇セルフチェックイン管理システム「MujInn(ムジン)」
MujInn(ムジン)とは、株式会社ユナイテッドコーポレーションと株式会社ゴールドバリュークリエーションが共同開発したセルフチェックイン管理システムであり、株式会社クレアスが運営する。フロント業務を無人・省人化することにより、宿泊施設運営者と民泊者の利便性を向上させることができる。
宿泊業の大きな課題は、人材不足とインバウンド対応だ。
「MujInn」を導入すれば、チェックイン対応の効率を上げ、施設の管理・運用の効率化が図れる。
また日本語、英語・中国語(繁体・簡体)・韓国語・タイ語に対応。リアルタイム翻訳ビデオチャット「Smart Front MujInn」を利用すれば、ビデオ通話をしつつ、翻訳機能によりチャット形式での問い合わせが可能となり、外国人とのコミュニケーションの円滑化が図れる。
日本語、英語・中国語(繁体・簡体)・韓国語・タイ語に対応
■セミナーで地域振興の事例を紹介
2023年2⽉9⽇(⽊)に実施されたセミナーでは、地域振興の事例を紹介した。
〇「観光DX の推進による観光・地域経済活性化について」
新型コロナウイルス感染症の蔓延等を経て、観光地では、これまで以上にDX の機運が⾼まっている。本講演では、観光分野における各種課題の解決に資するDX について、事例を交えて紹介するとともに、政府における今後の観光DX戦略についても解説した。
〇「下呂市における観光DX の取り組みについて」
地域DMOである⼀般社団法⼈下呂温泉観光協会では、宿泊施設のデータを収集・分析して、地域としてプロモーションを検討する体制を構築。また、Google Analytics や下呂温泉郷公式アプリ(CRM)などの動向調査・宿泊データ分析システムと連携した産業連関表といった様々なツールを活⽤することで、変化の早い観光市場に対し現状把握をして効果的なプロモーションによる実績をつんでいる。
「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトとした経済政策である「新しい資本主義」では、地方・地域を象徴として捉え、デジタル技術の活用により、地域の持つ個性を磨きながら活性化してくことを目指している。一方で、地域が抱える課題である人口減少、高齢化、産業空洞化などを解決していくことが求められている。
そうした状況を踏まえ「地域振興プロジェクト」では、日本全国各地における地域課題の解決ならびに、各地域の持つ潜在的な魅力や経済力を最大限に発揮していくための地域のあり方を、全国の自治体・DMOに向けて発信していくとしている。
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