巨人・オコエ瑠偉「開幕1軍」残れるか 「守備は計算できる」も打撃は…「ここからが正念場」の声

J-CASTニュース

   春季キャンプ中に、各球団で熾烈な競争が繰り広げられている。巨人は2023年2月14日で宮崎のキャンプを打ち上げ、16日から沖縄県那覇市で行う1軍キャンプのメンバー36人を発表した。外野には現役ドラフトで加入したオコエ瑠偉の名が。スポーツ紙記者は、こう分析する。

「やはり身体能力が高いですね。スイングスピードも速いし、外野の守備でもハツラツとした動きが目立つ。体のキレを取り戻して、どんどん良くなっている。開幕1軍に残るためには今後の練習試合、オープン戦で結果を残し続けるしかない。ここからが正念場です」

  • 巨人の本拠地、東京ドーム

「背水の陣の立場なので意地を見せてほしい」

   早起きが苦手で今年から導入されたアーリーワークで寝坊を避けるため、午前4時半にアラームを掛けたことを明かして話題になったオコエだが、キャンプでは地に足をつけて野球に取り組んでいる。11日の紅白戦では4回に右前適時打を放つと、7回には快足を飛ばして遊撃内野安打とマルチ安打をマーク。この活躍が、沖縄入りのキャンプメンバーに選出される大きな決め手になった。

   外野は左翼がウォーカー、中堅が新外国人のブリンソン、右翼が丸佳浩の布陣が基本形と見られるが、3選手も結果を出せなければ取って代わられる可能性がある。昨オフに広島から電撃トレードで復帰した長野久義、ドラフト2位の萩尾匡也、和製大砲の秋広優人、ファームにも復活を期す松原聖弥、重信慎之介、石川慎吾が控えている。

「オコエが狙うとしたらセンターのポジションです。ブリンソンの状態が上がって来なかったら、開幕1軍どころかレギュラーをつかむチャンスが出てくる。丸をセンターに戻す選択肢があるが、守備の負担を減らしたいため右翼にコンバートしたので、原監督もできれば戻したくないでしょう。オコエは守備は計算できるので、打撃でどれだけ結果が残せるか。背水の陣の立場なので意地を見せてほしい」(前出のスポーツ紙記者)

   救いの手を差し伸べてくれた巨人で、覚醒できるか。(中町顕吾)

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