2月12日から新しく発売される「味の素の冷凍食品」の中にブッチぎってウマいのが1つある

ロケットニュース24

冷凍食品業界は成長し続けていて、いまや各メーカーがしのぎを削る戦国時代に突入している。中には「その手があったか!」と思わず膝を打つものも出ており、新しいアイディアで驚きを与えてくれることもしばしばだ。

消費者からすると安く美味しいものを食べたいから競争をバンバンやっていただきたい。そう思うところだが、2023年2月12日より味の素から発売される商品の中にブッチぎってウマいのが1つあったのでご報告したい。

・ブッチぎってウマかったのは……

新しく発売されるのは、「おつまみ焼売」「しびれ麻辣焼売」「濃厚チーズ焼売」の焼売3つと「私が仕上げるハンバーグ デミグラスソース」の4種類。今回、発売日を前に味の素から送られてきたので一足先に食べてみたのだが、もう結論から言ってしまうとブッチぎってよかったのは……

「私が仕上げるハンバーグ デミグラスソース」だった。商品名にあるように「私が仕上げる」、つまりは自分で焼くためレンチンで完成するものじゃないのだが、これまでのハンバーグとは一味……いや、二味も違った!


・簡単なのに激ウマ

そのハンバーグの中身はこんな感じ(4個入り580g)。見ての通り、具材準備や下処理、さらには形を整えて加熱する工程まで済ませてある。

ハンバーグは加熱済みで冷凍されているから、火の通りや調理の途中で割れてしまうといった心配がいらないのがありがたい。現に料理素人の私でも、手順にしたがって作れば……

簡単にハンバーグができ〜の


デミグラスソースも煮込むだけでOKだから楽勝も楽勝。あとは流れるままイイ香りとともに皿へと盛り付けたら……


トータルおよそ16分でウマそうなハンバーグの一丁あがり〜!! まさか素人が作ったとは誰も思うまい。そしてこうも簡単に作れるのに、味も抜群だったから驚くしかなかった。


というのも、ハンバーグはふっくらしていて切ろうものなら肉汁がジュワリ。それに加え、デミグラスソースもちょっと甘めでこれだけでキノコを食べられるレベルでウマいから、ハンバーグと一緒になるとそりゃもう……!!

とにかくジューシーで、冷凍食品もここまできたかと思ってしまうレベルで激ウマ。フライパンで焼いてデミグラスソースを煮込んでかけるだけなのに、もはやお店で食べるクオリティがそこにあるからスゴかった。ただ!

私1人の判断で「これはスゴい」と言い切っちゃいけないだろう。そこで当サイトの「グルメライター格付けチェック」で好成績を残していて、確かな舌を持つ中澤記者に試食を頼んだ。すると……!!

中澤「肉が柔らかいですね。即席らしい臭みもないですし、デミグラスソースもウマい。これまでの冷凍ハンバーグだと、ソースにコクがないとかあったんですけどコレは違いますね。

1個食べても飽きず、次も欲しくなっちゃいます。僕、他メーカーのハンバーグの味もよく知ってるんですけど、それと比べてもウマい。あとは値段次第でしょうか。これ4個入りで1000円切っていたら安いと思います。それくらいクオリティが高いです」


──と絶賛で具体的な金額まで答えてくれた。なお、味の素に値段を聞いたところ、同商品はオープン価格なのだが1056円を下回るようだったらお得になっていると考えていい(発売前の時点)とのことだったから参考にしていただきたい。

それにしても、1個あたり260円ほどでこのハンバーグを食べられるのはかなりコスパがいい。しかも、冷凍食品だから自宅にある野菜などと合わせてアレンジも簡単にできるのも強み。個人的には冷凍ハンバーグの中で圧倒的に推せる商品だ。


・焼売はどうか

ちなみに焼売3種はどうなのか。なぜこんなにも焼売に力を入れているんだと思ったら、どうやら今はブームの兆しがあってとにかく売れているらしい。そこに焼売を新しく3つもぶちこむとは味の素も抜け目がないな〜と思ったのはさておき……

味について簡単に触れておくと、それぞれ変わったタイプの焼売ながら極端なエッジを効かせているワケではなかった。私の勝手な想像だが、広い範囲で老若男女を問わず売られる冷凍食品だから多くの人に受け入れられるように作られているのだろう。たぶん。

濃厚チーズ焼売はきちんとチーズしていて、一口サイズで食べやすい。チーズな気分で焼売もいきたい……っていうときにピッタリでこれはアレだ。ビールと合わせるとウマいはず!


続いてしびれ麻辣焼売もどちらかと言えば食べやすい仕様だった。殺人的な麻辣を好む人からすると物足りないだろうが、ちょっとした辛さを楽しみたい人なんかにちょうどいいかも。ビールにも合いそうだ。


そして最後はおつまみ焼売。もうここまできたらパッケージのビールといい、味の素は酒飲みに狙いを定めて焼売を出しているだろと思わずにはいられないが、食べたら口に広がる帆立貝柱の風味はビールと合わせたくなるから認めるしかない。


──以上が焼売3種。個人的な感想を述べるなら、平均を確実に獲得できるよう上手に作られているなと感じた。ハンバーグに比べたら冷凍食品の感じは出てしまうものの、サッと作れて個数も調整できるから冷凍庫にストックしておくと便利な存在になることだろう。

なお、焼売はハンバーグと同じくオープン価格。お得なラインをお伝えしておくと、濃厚チーズ焼売としびれ麻辣焼売は321円、おつまみ焼売が429円とのことだから買い物の目安にしていただきたい。

そうそう、新発売と日を同じくして味の素の冷凍食品でおなじみ「ザ★」のチャーハン、から揚げ、ハンバーグ、それから洋食亭のハンバーグがリニューアルされて登場する。進化しているとのことなので、日頃から利用している人は新商品とあわせてぜひチェックしてほしい。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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