ちょっとこれはスゴイかもしれない──。何を食べても外すことは無い「餃子の王将」ではあるが、2023年2月の限定メニュー『豚とろラーメン』は「早めにレギュラー化すべき」と思える秀逸な一杯であった。
特に沖縄の「ソーキそば」がお好きな方なら『豚とろラーメン』がぶっ刺さること間違いなし! もし『豚とろラーメン』がレギュラーメニューにならないならば、心の底から「永遠に2月が続いて欲しい」と願わずにいられない。
・ソーキそばインスパイア
普段からさほど「餃子の王将」で食事をしているわけではないものの、行けば「やっぱりウマいな」と思う餃子の王将。大阪王将もいいけれど、個人的には「餃子の王将の方がやや美味しいかな?」と思ってます。
それはさておき、この記事でご紹介する『豚とろラーメン』は「西日本エリア」と「東日本エリア」で2月のみ販売される期間限定メニューである。価格は750円、テイクアウトにも対応しているとのことだ。
さて、私が『豚とろラーメン』に興味を惹かれた理由はズバリ「ソーキそば」が好きだから。公式サイトでは『豚とろラーメン』が以下のように紹介されている。
「目指したのは餃子の王将流 新ソーキそば。その食感がクセになる! 豚バラ軟骨のとろとろ煮の旨味が溶け出した醤油味のとろみスープが、太麺に良く合う!!」
何故かやたらと勢いを出そうとしていることは置いておいて、気になったのは “豚バラ軟骨のとろとろ煮” のところ。ワシはあれが大好きやねん! めっちゃウマいのに食べられる店が少なすぎ!! さすが餃子の王将、目の付けどころが素晴らしい!
・豚バラ軟骨のとろとろ煮!
そう、豚バラ軟骨はスーパーなどに出回る代物ではなく、あったとしても調理は鬼ほど面倒くさい。実際に食べようとしたら、沖縄料理屋でソーキそばを頼むしかないのが実際のところだ。それが餃子の王将で食べられるなんて超ええやん!
というわけで、久しぶりに餃子の王将へ急行し『豚とろラーメン』をオーダー。なお読み方は「トントロラーメン」ではなく「ぶたとろらーめん」だ。
で、やってきた『豚とろラーメン』を見ただけでテンション爆上がり! とろとろ煮がメッチャ入ってる!! ケチケチと2つ3つが飾ってあるわけではなく「これが食いたかったんやろ?」という王将の声が聞こえてくるではないか。王将、知ってんなー!
食べてみると、とろみのついたスープはコクがありつつも、そこまでしつこくない。むしろ大量の紅ショウガでサッパリとした後味である。麺とスープが絡み合う食感も非常に良き! 得てして “寒い地域で進化したソーキそば” といった感じだ。
・ガチでウマい
そして何より「豚バラ軟骨のとろとろ煮」がウマい! むしろこれだけ追加トッピングさせてくれ!! 好きな人は濃厚な旨味とプルプル食感の とろとろ煮だけでも『豚とろラーメン』を食べる価値があるハズ。めっちゃええメニューやん!!
残念なのは『豚とろラーメン』が期間限定メニューだということ。レギュラー化はもとより、いっそのこと王将は「豚とろラーメン専門店」を出店したらどうだろう? このクオリティなら週2は余裕でイケる。
とまあ、好みがわかれるメニューであることは否定しないが、それにしても『豚とろラーメン』はウマかった。ソーキそばが好きな人、豚足などのプルプルの豚料理が好きな人には自信を持って『豚とろラーメン』をオススメだ。