Microsoftは米国時間2月1日、「Teams Premium」の一般提供を米国で開始したと発表した。
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Microsoftによると、Teams Premiumの人工知能(AI)機能は、OpenAIの大規模言語モデル「GPT-3.5」を活用している。この言語モデルはChatGPTを支えており、開発者は同社の「Azure OpenAI Service」を通じて利用できる。
「Teams Premiumは、OpenAIのGPT-3.5を搭載した大規模言語モデルなど、最新技術を導入し、1対1や大規模な会議、仮想予定、ウェビナーなど、あらゆる会合のインテリジェンス、パーソナライズ、安全性を強化している」と、同社は説明した。
同社は現在、米国では月額7ドル(約900円)の初期割引価格でTeams Premiumのサブスクリプションを提供している。この価格は、最初のサブスクリプションの全期間を通じて適用される(一部の月単位サブスクリプションと、一部の3年間年額払いの月単位サブスクリプションを除く)。このキャンペーンは2023年6月30日に終了し、その後は、1ユーザー当たり月額10ドル(約1300円)の標準価格に戻る。
Teams Premiumサブスクリプションには、「Microsoft 365」または「Office 365」のライセンスが必要だ。
同社によると、Teams Premiumがあれば、ウェビナー、仮想予定、ミーティングインテリジェンスを強化するために、サードパーティーのアドオン製品を購入しなくてすむ。
同社はTeams PremiumのAI機能の筆頭として、インテリジェント要約を挙げた。また、会議の記録をAIでチャプター分割する。この機能は「PowerPoint Live」の会議記録で利用できる。インテリジェント要約でも、会議のトランスクリプトをもとにチャプターを生成する。
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パーソナライズされたタイムラインマーカー機能では、会議の参加時と退席時にマーカーを追加して、不在中の内容を後で素早く確認できる。今後、自分の名前が言及されたときや、画面が共有されたときにも利用できるようになる。また、誰が発言したか、いつユーザーが発言したかもマーキングできるようになる。
GPT-3.5の活用により、今後数カ月のうちに会議の要点のメモを生成することも可能になる。これにより、ユーザーはメモをとる代わりに、会議そのものに集中できる。
インテリジェント要約の追加機能は2023年第2四半期に提供される見通しだ。
MicrosoftがOpenAIに100億ドル(約1兆3000億円)の投資をしたことで、AIを活用したい従業員のために、Microsoft 365/Office 365、Azure OpenAI Service、「OpenAI Codex」を利用したAIペアプログラミングツール「GitHub Copilot」などが改善された。同社の最高経営責任者(CEO)のSatya Nadella氏は2月に、生産性であれコンシューマーサービスであれ、「スタックのすべての階層にAIを組み込む」計画を明らかにした。
Teams Premiumで利用可能になるその他のAI機能として、ライブ翻訳、ブランド会議、背景、Togetherモードシーン、IT管理者用ミーティングテンプレートがある。さらに、高度なミーティング保護機能、漏えい防止のためのコンテンツ透かし追加機能、録音者制限機能などを用意するという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。