KONAMI、デジタル教材「桃太郎電鉄 教育版」の導入申し込み受付を開始

CNET Japan

 コナミデジタルエンタテインメントは1月24日、「桃太郎電鉄」を教材として無償で提供する、ブラウザ版「桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~」(桃太郎電鉄 教育版)について提供を開始。同日に公式サイトを更新し、申し込みの窓口を開設。学校教育機関からの導入申し込みを受け付ける。


「桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~」

 これは、学校教育機関が導入できるよう、ウェブブラウザやタブレットなどでの操作を可能としたデジタル教材。「日本全国を巡って物件を買い集め、資産額日本一を目指す」というゲーム性を活かし、授業を通して地理や経済などを学ぶ教材として制作を進めていた。

 本教材では、学校の授業にあわせて先生または管理者がプレー時間や対象地域を選択できるほか、各地の名産品や主要産業、歴史に関する情報を表示する機能が追加。また、「貧乏神」のような相手のプレーを妨害する要素を一部非搭載としている。


授業時間や内容に合わせて、「北海道」から「九州・沖縄」までの7地域、および「全国」の8つを選択してプレーできる

止まった駅やその周辺の特産品、観光地、史跡などを表示。興味関心に合わせて、楽しみながら学ぶことができる

 同社では、2022年秋の制作発表以降、本教材に関して全国の学校教育機関をはじめ、各地の自治体や教育関連企業などから、数多くの問合せがあったという。また2022年末には「桃鉄 教育祭り!」と題し、教職員を対象とするセミナーを実施。大きな反響があったとしている。

「不登校の生徒がこの授業は来た」–教育版「桃太郎電鉄」を教育機関に無償提供(2022年9月16日掲載)


「桃鉄 教育祭り!」の様子

会場では、ノートPCやタブレットなど、教育現場を想定したさまざまな端末でタッチ&トライを実施

 なお公式サイトでは、本教材を通した学びをさらに深め、拡げるための副教材として教材をベースにした白地図データのダウンロード提供も開始している。今後、学校教育機関への提供後も、教育現場の意見を採り入れながら、内容を改善をしていく予定としている。

(C)さくまあきら (C)Konami Digital Entertainment

Source