クラウドファンディングサイトGoodMorningにおいて、足に取り付けて振動で曲がる方向などを知らせる視覚障害者向けのナビゲーションデバイス「あしらせ」が出資を募っている。製品を入手するための最小出資額は5万2,800円。アプリ月額利用料3カ月分と、1回の新品無償交換券が付属する。
視覚障害を持つユーザーがストレスや不安なく利用できることを目指したナビゲーションシステム。スマートフォンに専用アプリを入れて、Bluetoothでペアリング。アプリで行き先を入力して出かけると、6カ所の振動で行くべき方向を知らせてくれる。また、道に迷った際は足のジェスチャ操作でルートを確認できる。
プロジェクトの説明によれば、視覚障害を持つ人が「迷わず歩く」には大きな集中力が必要となるが、迷わないことに集中すると「安全に歩く」ことが疎かになってしまうという。このデバイスがナビゲーションを行ない、迷わず歩くことを無意識化させることで、安全性が向上するとしている。
開発にあたってユーザーからフィードバックと機能改善を繰り返し、自然に負担なく使える使用感を追求した独自のアルゴリズムを開発。デバイスに搭載されたモーションセンサーや方位センサーから送られてくる情報をもとに、専用アプリが誘導情報を生成。方向での指示や不要なリルートを行なわないとしている。
USB Type-Cで充電し、約1.5時間の充電で10~12時間の使用が可能。IPX5準拠の防水性能も備える。本体サイズは片足につき230×100×30mm、重量は約65g。対応する靴のサイズの目安は22.5~28.5cm。本体色はネイビー、ダークグレー、ライトグレーの3種類が用意される。
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