【やじうまPC Watch】ASRock、B650をX670チップセットにする変態拡張カード

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 海外のテクノロジー系YouTubeチャンネル「Level1Techs」で、ASRockが開発した、B650チップセット搭載マザーボードをX670チップセット相当に“拡張”する拡張カードが紹介されている。

 より正確に言うと、この拡張カードはLevel1Techs宛に送られた「B650 LiveMixer」の特別版(Special Edition)に付属していたもので、市販はされておらず、現時点では技術デモに留まる。

 そもそもAMD X670(E)チップセットは、B650チップセット(に相当するチップ)そのものを、PCI Express x4および制御用信号線により、デイジーチェーンによって2個接続して実現したもの。これをPCI Express x4スロットと専用ケーブルを用いて接続したら本当にできました、というものである。

 こういった仕組みのため、あらゆるB650マザーボードで動くというわけでなく、あくまでも専用の信号線、ならびにBIOS内の設定項目を設けたB650 LiveMixer特別版で実現されている。拡張カードを増設することにより、2基のM.2、10Gigabit Ethernet、USB 3.1 Type-C、USB 3.1×3、2基のSATA 6Gbpsが追加で利用可能になっている。

 汎用性がもっとも高いPCI Express拡張スロットを増設できるわけではないのだが、さまざまな機能を1チップに集約した“チップセット”を採用したからこそ、カード自体のレイアウトを単純化できる。ASRockならではの変態さを残しつつ、非常に賢い実装を実現したカードだと言えるだろう。

開発のベースとなっているB650 LiveMixer

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