ロシアのCnewsなどによれば、Baikal Electronics製48コアサーバー向けプロセッサであるBaikal-S(BE-S1000)対応のマザーボード「ET113-MB」が登場した。同じくロシアのElpitech(Элпитех)が開発している。
BE-S1000は、Cortex-A75コアを48基備えたサーバー向けSoC。TSMC 16FFCを採用しており、6基のDDR4-3200メモリにより最大768GBまで対応し、80レーンのPCIe 4.0や2基のGigabit Ethernetなどを装備。消費電力は120Wとなっている。
ET113-MBは、BE-S1000に対応したExtended ATXマザーボードで、12スロットのDDR4-3200(ECC対応、最大6チャネル、768GBまで)や、M.2 Key M(NVMe)×2、M.2 Key A-E、PCIe 4.0 x16×2、同x8×3、同x4×2、Gigabit Ethernet×2などを備えている。
Baikal-Sプロセッサ対応のストレージシステムとしては初を謳っているが、ロシアのウクライナ侵攻にともなう制裁措置の影響でプロセッサの生産が困難なため、今回使用されているものはサンプル品だとされている。
また、SATAやU.2、拡張スロットなどの配置があまり実用的でなかったり、一方でストレージシステムとしては不要な音声端子を装備しているなど、変わった設計となっている点も指摘されている。
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