【マニアなこだわり】手汗体質で末端冷え性の「指抜き手袋愛好家」が考える、パソコン作業に適した指抜き手袋ポイント

ロケットニュース24

1年で1番寒いこの時期、私(佐藤)を悩ませるものがある。それは手汗と末端冷え性である。少しでも和らげるために手袋は欠かせない。しかしながら指先まですっぽり覆うタイプのものは、パソコン作業の邪魔になるので、指抜きタイプのものを愛用している

これまで数々の指抜き手袋を使ってきた「指抜き手袋愛好家」の私が、そのこだわりとパソコン作業に最適な手袋のポイントをお伝えしよう。

・指抜き手袋を着用するわけ

私は元々手汗体質で夏はもちろん、冬でも手のひらが濡れているような状態だった。ポールダンスをやるようになってからは、ずいぶん手汗が抑えられるようになったが、どういう訳か寒さが厳しくなる時季になると、汗が絶え間なく出てくる。

スマホや加熱式たばこの端末は、いつでも手に持っているとシットリしている。こまめに手を洗わないと、触れたもの全部を汚してしまう


私はまだ軽度で、深刻な人になると手や指がふやけてしまうそうだ。とはいえ手汗は悩ましい。触れた物を汚さないために、手袋は欠くことができない。おまけにタッチパッドを使うので、指先が開いている方が望ましいのである。


4~5年前までは100均の手袋を愛用していた。その当時は手汗さえ抑えられれば手袋は何度もよかったのだ。


しかしこの1~2年で老化が促進したらしく「末端冷え性」になった。冬は指先が冷え、ひどい時はしびれたような感じになる。安物の手袋だと指先が締め付けられて痛む

もはや100均手袋では満足できぬ! ということで、寒くなる度に手袋を買い足した結果、指抜き手袋ばかりをいろいろ所有するに至った。


現在、在宅作業時のレギュラーは古着屋で買った黒の手袋。海外の中古品でかなりデカい。その分、緩いので指先が痛まないから好んで使っている。


出かける時には、アメ横の「舶来堂」で購入したライダー用の革手袋を着用している。「POWWOW」というブランドのもので、価格は1万円しなかった覚えがある。


革製なので購入当初は硬かったのだが、使っているうちに手に馴染むようになった。しかし残念ながらパソコン作業はしにくいので、仕事では使えない。


・店頭購入した3品

さらに作業しやすい指抜き手袋を求めて新宿の街へ。

だが指抜き手袋は、どこでも売っていない。買えるお店は限られているのである。なぜだ! たかが手袋なのに気軽に買えないなんて、こんな世の中ポイズンすぎだろッ!!

ということで向かった先は釣り具専門店「上州屋」だ。釣り人にとって指抜き手袋は必需品、種類も品数も大変豊富だ。


それから伊勢丹新宿店へ。百貨店というだけあって指抜き手袋を取り扱っている。種類は多くないけど、買えるだけありがたい。


上州屋で2品、伊勢丹で1品購入した。いずれもセールで安くなっていたものだ。はたしてこれらは、日本一指抜き手袋にうるさいライターのこの私を、納得させてくれるのだろうか?



・クロロプレングローブ

まずは上州屋で買ったフィッシュングブランド「GETT」の「クロロプレングローブ 5本カット」(税込865円:通常1082円 20%引)。


手の甲側はポリエステルとクロロプレン(合成ゴム)、手のひら側はポリウレタンを使用しており、丈夫でなおかつ伸縮性に優れている。


ピッタリとフィットする装着感で釣り竿を握るには最適だと思う。手のひら側のドット加工の滑り止め効果も期待できる。が! パソコン作業にはちょっと向かないかも。指先の締め付けがキツくて、スムーズなキータッチの邪魔になってしまう。

とはいえ、屋外の防寒に使えるレベルなので、室内で使うなら手の寒さは確実に防げるといって良いだろう。


・ストレッチ防寒グローブ

次も同じく上州屋。リョービの「ストレッチ防寒グローブ 5本指出し」(税込1011円:通常1264円 20%引)。


甲側はナイロンとクロロプレン、手のひら側はポリエステルとポリウレタンを使用している。薄手タイプなので着け心地が軽く、指先を動かしやすい。おまけに指先が縫製されていないので遊びがあるのもいい。さすがストレッチと名付けられいるだけある。


購入商品がフリーサイズだったので、手首まわりが若干ダブついているけど、パソコン作業に差し支えることはなさそうだ。強いて言えば、長時間着用していると蒸れそうなところが気になる。


・カシミヤの指抜き手袋

最後は伊勢丹で購入したスコットランドのカシミヤブランド「ジョンストンズ オブ エルガン」の手袋(税込8470円 通常1万1000円 30%引)。


素材はカシミヤ100%、着け心地は滑らかで指を通したその瞬間から暖かい! 手の動きをまったく妨げず、パソコン作業をしていても、着けていることを忘れそうだ。価格にふさわしい価値を感じるぞ。


しかし難点もあって、カシミアだから手洗いできない。汚れたらクリーニングに出さなければならないわずらわしさがある。したがって作業用に使うには、もったいない逸品だ。


・パソコン作業に適した指抜き手袋のポイント

う~ん、なかなか「コレ!」という至極の手袋にたどり着くことができない。私の考える作業に適した最高の指抜き手袋は……。


「着け心地がよくて指先を締め付けないもの」

「長時間着用しても蒸れないもの」


この2つがポイントだと思う。クリーニングの手間を抜きにすれば、カシミアの手袋は最高だ。かなりいい線いってる。

できればそこまでお金をかけずに、良質なものに出会いたい。しかし残念なことに指抜き手袋を扱っている店は少なく、あっても品数が少ない。唸るほど商品を並べるお店なんか見たことがない。

なぜだ! みんな指抜き手袋嫌いなのかよ!! 防寒肌着や靴下は取り選べる商品がたくさんあるというのに、手袋はなぜこんなに少ないんだ!

どこかに安くて良質な手袋はないだろうか? 私の指抜き手袋を探す旅まだは続きそうだ。手汗と末端冷え性に有効な商品をご存じなら教えて頂きたい。最良の手袋はどこにあるのか……。次は通販の商品を攻めてみるとしよう。

指抜き手袋愛好家:マイティーグリップ佐藤
Photo:Rocketnews24

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