お店別・レジ袋なしの限界を探る~100円ショップ「ダイソー」編

デイリーポータルZ

レジ袋が有料化されて2年。すっかり弁当を素手で持ち帰る生活にも慣れた。どれだけ持ち帰れるかの実験ももうやった
しかし2年もたったのだから、もうちょっと調査の精度を上げてもいいころかもしれない。
「この店ならどれだけ持てるのか」。持てる量にお店の軸が加わり、ノーバッグチャレンジは2次元の世界に突入する。

 

めざせポテトチップス全コンプ

僕がチャレンジするのはダイソーである。

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「がんばるぞ!」の写真をビルの入口で撮ってしまったのでダイソーのダの字もありませんが

100均はカゴもバケツも売っているので、一緒に買えばノーバッグでも無限のキャパを生み出せる。
しかしそれを見越して、今回は食べ物しか買っちゃダメという縛りが用意されていた。チッ、と思うがルール設定したのは僕である。抜かりないね。

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店内の写真はないので、記事はお店を出たところからのスタートです

会計時に店員さんとの「こんなに持つんですか!?」というやりとりを期待したが、全てセルフレジになっていたため無言で淡々と大量のバーコードを読んだ。

4本撮りのこの企画で、僕の出番は一番最後。まず考えたのは「みんな縦に積みたがるが、手づかみでも結構いけるのでは?」だ。

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というわけで下の方に掴んでいるのはポテトチップス

小池屋のポテチが棚に5種類並んでいたのでコンプリートしようと全部買ってきた。

いっぽう上半分は定石どおり、縦に積んでいる。土台にうまい棒30本パック(300円)×2。ダイソーにあったいちばん大きな食べ物で、これは正直、欲しかったというより、土台として使いたかったので買った。

その上に、カレーやらミックスナッツやらほしいものをいっぱい買い込んだ。図にするとこういうイメージである。

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正面から見た図。オートシェイプ丸出しで失礼します。ベルト、小瓶については後述
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実際には縦積みというより、胸も使った挟み積みである

 ライバルは手汗

さて、ダイソーの立地が問題だった。駅前の通りで人通りがとにかく多いうえ、歩道が狭い。

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自転車もビュンビュン行き交っている

ぶつかることこそないものの、人をよける動きで荷崩れしやすくなる。しかしそんな時のために、こんな対策をしておいた。

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(商品を一部除いた再現写真)フエラムネのベルトで巻いている

これによって土台(うまい棒の束×2)の結合を補強しているのだ。

さらに2つのうまい棒の隙間にトースト用シュガーの小瓶を置いてあるのがわかるだろうか。あえて一番危険な場所に落ちそうなものを置くことで、自分の集中力が途切れないようにした。(精神論)

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そうして序盤こそ安定していたが
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終盤、ポテトチップスを掴んでいる右手がいよいよ滑りそう。力をギュッと込めて乗り切る。
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なんとか持ちこたえてゴール!
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右手の手汗がすごい

「手汗ですべる」という要素について全く想定していなかった。あと50m長かったら危なかった。

というわけで、ダイソーからノーバッグで持てるのはこれだけ!

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うまい棒30本×2
ポテトチップス×5(全種類!)
はたらくのりものフエラムネ
トースト用カカオシュガー
レトルトカレー×2
プレッツェル×2
ミックスナッツ×4

全17点、2268円(税込)

正直なところ、物量でいえば全然もっと行けたと思う。縦積み部分にもっと積めた。買い物の前に他のメンバーのチャレンジを先に見ていたので、品数で考えてもう限界だろうと思ってしまったのだ。

しかし実際持ってみると、100均の商品はスーパー等に比べ内容量が少なく、積んでグラつくほどの高さも重さもなかった。

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8袋積み上げてもこれだけ。2倍積んでも良かったかもしれない

いっぽうで、ポテトチップスの掴み持ちは意外に持久力がなかったので、普段のお買い物への実戦投入はおすすめしない。手汗をなめるな。これが今回のチャレンジの最大の教訓である。

 

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