アゴラ経済塾「メディアというビジネスの未来」2023年1月スタート

アゴラ 言論プラットフォーム

エドマンド・バークがメディアを「第4権力」と呼んだのは1787年。フランス革命の行方を左右するのは、聖職者・貴族・平民に次ぐ「第4身分」だという意味でしたが、今やメディアは「第1権力」に昇格したようにみえます。

しかしその質は、劣化の一途です。新型コロナでパニックを起こしたのも、統一教会をめぐるわけのわからない騒動を生んだのもワイドショーでした。マスコミも「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する」という法則の例外ではないのです。

かつてマスコミがエリートだったのは、輪転機や電波というインフラを独占していたためです。インターネットはその独占を打破し、メディアを民主化すると期待されましたが、30年たってわかったのは、独占が強まる皮肉な結果でした。

ネット上を飛びかう情報量は爆発的に増えましたが、コンテンツは超競争的で利益が出なくなり、社会インフラとして情報を独占して大きな利益を上げているのは、GAFAMなどのプラットフォームです。

これに対して日本の地上波テレビ局は電波を独占し、新聞はその政治力を使って消費税の軽減税率を適用させました。こんなロビー活動を続ているうちに日本のネット産業は壊滅し、コンテンツでも韓国にも負けてしまいましいた。

2023年1月からのアゴラ経済塾「メディアというビジネスの未来」では、NHKからアゴラまで、いろんなメディアを体験した池田信夫が、マスコミやネットメディアをビジネスとして分析し、その歴史を振り返り、未来を考えます。

授業はオンラインのみで、すべてZoomでおこないます。全国の(あるいは海外の)みなさんが参加でき、あとからYouTubeで録画を見ることもできます。

講師:池田信夫(アゴラ研究所 所長)

テーマ(例)

  • ムーアの法則がメディアを変えた
  • なぜ電波は空いているのに使えないのか
  • テレビ局はこうして電波利権を守る
  • NHKはなぜ受信料制度を守るのか
  • 1990年代に失われたメディアのチャンス
  • ブロックチェーンは社会を変えるか
  • 日本のメディアはなぜ変われないのか

テキスト『ムーアの法則が世界を変える』(無料PDF)など、受講生のみなさんの関心に応じて指定します。

開催日:2022年1月6日から毎週金曜日(全12回)

1月6日・13日・20日・27日
2月3日・10日・17日
3月3日・10日・17日・24日・31日

時間:19:00~20:50(セミナー後にZoom飲み会つき)

定員:無制限(オンラインツールはZoomを使用します)。

受講者全員をアゴラサロンに無料でご招待します(受講期間中は無料)。

受講料

  • 3ヶ月12回分:3万3000円(消費税込み)
  • アゴラサロンの有料メンバー:2万4000円(同)

お申し込み方法専用フォームに必要事項をご記入いただき、フォーム記載の弊社口座へのご入金をもって手続き完了です。

主催:株式会社アゴラ研究所