日本人が麺を好むように、インドネシア人もまた麺を好んで食べる。インドネシアでは自国で採れる様々な香料やスパイスを駆使した豊富な麺料理があるのだ。日本人には是非とも食べてほしい。
そんなこんなで今回紹介していくのはインドネシア風ラーメン(的なもの?)「ミー パンシット(Mie Pangsit)」だ。ついでに、店に行って食べてみた感想も紹介していこうと思う。
・「ミー パンシット」って何ぞ
「ミー パンシット」とは、茹でた麺を塩、胡椒などに絡ませて、出汁の効いたスープを加えた麺料理。もとは中国の料理で、インドネシア人の好みに合うようアレンジしたものだ。
インドネシア風のラーメンと考えればいい。と言っても、スープ自体の存在は絶対ではない。麺はすでに味付けされているので、スープがなくても楽しめる。客はスープありかスープなしを選ぶことができる。
さて、今回訪れた店は「ワルン マワル(Warung Mawar)」。大学に行く途中たまたま見つけた店だ。気になったので紹介のついでにお手並み拝見としよう。大学からバイクで10分もかかるので気軽に行ける距離では無いのが残念(俺のバイク燃費悪いからね)。
どうやら「ミー パンシット」の他にご飯も用意しているもよう。客はおかずを自分で選べるようだ。ご飯も美味しそうだけど、今回来たのは「ミー パンシット」が目当てだから早速注文するとしよう。
・これは?
注文が来るまで結構時間がかかったから暇つぶしにカウンターにあった「テンペ ゴレン(テンペを衣につけて揚げたやつ)」をつまんだ。これがめっちゃ美味しくて2個も食ってしまった。まぁおやつは別腹だから問題ない。
結構待って、やっと今回のスターが登場。なるほど、スープを別の容器に用意したのか。これは結構嬉しいサービスだ。トッピングは「パンシット ゴレン(シュウマイの皮をカリカリに揚げたやつ)」、鶏肉、フライドオニオン、ピクルス、葉っぱ(正直何の野菜か分からないので葉っぱ)。
見た目が物凄く良い。はっきり言って芸術だ。この景色を崩すのはもったいないが、見るだけじゃお腹は満たされぬ。(スープで)びっちゃびちゃにしてから頂くとしよう。
おっ!! これは美味い! 麺を口に入れた瞬間、ごま油の香ばしい風味が、そして「ミー パンシット」特有のさっぱりした味が口の中に広がる。これは美味い。
UMAIZO KORE!!!!
シュウマイの皮を揚げたカリカリのヤツも忘れてはならない。モチモチ、カリカリ、シャキシャキの食感が楽しめて本当に幸せだぁ
ちなみにこれ全部で(ミー パンシット+紅茶+テンペ2個)Rp14000(日本円約131円)だぞ。距離が離れてなかったらめちゃリピするわい。
・食べてみろ、トブぞ
というわけで、「ミー パンシット」は日本人の皆さんに是非ともオススメしたいインドネシア料理の1つだ。スッキリとした味わいが本当に美味い。暑い昼も寒い夜もどっちでもない夕方でも食べたくなる料理だ。それでは Sampai jumpa lagi !!
参考リンク:Warung Mawar、Google検索「Sampai jumpa lagi」
執筆・イラスト:アキル
Photo:RocketNews24.