財務省は所得が数億円を超える人を対象に税負担を引き上げる検討に入ったそうです。富裕層ほど税負担率が低くなる逆転現象を是正するためとのことです。
一方で、日本の税収は過去最高を更新し続けています。
税金もいろいろな問題がこんがらがっており、議論が難しくなっています。
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税率は富裕層のほうがもともと高いものの、年収が低い人は社会保険料が加わるから、負担率が大きくなるのではという指摘もあります。
そもそもバラまかないで支出をちゃんと絞れよという指摘も。
オーナー企業の社長は従業員の社保も負担しています。かならずしも従業員の負担だけが大きいわけではないようです。
超富裕層に増税したら海外に逃げるという予想もあります。
岸田首相の「新しい資本主義」は言ってることとやってることが違いすぎるという見方も。
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しかし、財務省の分析がそもそもおかしいという指摘も。
テクニカルな面からも疑問のある記事だという税の専門家の指摘もあります。
まさにそうなのですが、失われた30年にそれを誰も成しえませんでした。ではどうすれば・・・。
税率の不平等の是正と増税はまた違う話ですし、なにをもって不平等なのかも判然としません。令和の一揆がおきるのも時間の問題かもしれませんが、それは江戸時代よりも温和な形で気づかないまま進んでいるのでしょう。