オンラインゲームやオンライン会議を快適に行うには、ネットワーク速度だけでなくレイテンシやパケットロスの少なさも重要です。無料のウェブアプリ「Blip」は、PCやスマートフォンからアクセスするだけでレイテンシやパケロスを可視化してくれるとのこと。ネットワーク環境の検証の他に、Wi-Fi強度の弱いエリアの探索にも便利そうだったので、実際に使ってみました。
Blip
http://gfblip.appspot.com/
Blipにアクセスすると、以下のように画面上に緑や青の点が次々と表示されます。緑の点はGoogleが提供するCDNサービス(gstatic.com)の応答時間、青色の点はBlipの開発者であるapenwarr氏のウェブサイト(apenwarr.ca)の応答時間を示しています。以下の図の場合、gstatic.comは10ミリ秒前後で応答していことが分かります。
GIGAZINE編集部の中をノートPCを持って歩き回ったところ、接続先のルーターが切り替わるタイミングでgstatic.comとの接続が失われたことが確認できました。
Blipはスマートフォンでも利用可能。試しにiPhone 8でBlipにアクセスした結果、gstatic.comへのアクセスがぶつ切りになりました。接続したネットワークは上記のノートPCと同一のため、iOSの動作が影響しているようです。
4G通信に切り替えて屋外を歩き回った結果、建物の密集したエリアで応答速度が著しく低下する地点を発見。この地点では4G通信でのゲームやウェブ会議は避けるのが無難なようです。
通信環境の悪い地点に移動した際の画面は、以下のムービーで確認できます。
ネットワークのレイテンシやパケロスを無料ウェブアプリ「Blip」で可視化してみた – YouTube
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上記のように、自分のネットワーク環境で応答時間が乱高下する場合や点の表示が頻繁に途切れる場合は、ネットワーク環境を見直すのがオススメです。
なお、Blipのソースコードは以下のページで公開されています。
GitHub – apenwarr/blip: A tool for seeing your Internet latency. Try it at http://gfblip.appspot.com/
https://github.com/apenwarr/blip
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