光ケーブルが電線と近接していて危険ではないかと伝えたところ、1万円強の出張料がかかるなどと言われた――ネット回線サービス「NURO光」の利用者が、ツイッターでこんな投稿をして関心を集めている。
経済産業省によると、電線とケーブルは、建物近くでは15センチメートル以上離さなければならない。この利用者はその後、NURO光の運営会社から、「施工違反」があったため撤去費用などは負担するとして謝罪があったと明らかにした。
15センチ以上空けないと火災の恐れがあると言われた
この投稿をしたのは、てんてこ丸(@tenteko_maru)さんだ。2022年10月13日の投稿によると、ネット回線を乗り換えたところ、乗り換えた業者から工事のときに「NUROが工事した線が危険な繋ぎ方をしている」と伝えられた。写真も投稿しており、電線とケーブル線が近接していて家の近くでほぼくっついているとしている。
写真を撮って電力会社に確認してもらうと、電線と光ケーブルは15センチ以上空けないと火災の恐れがあると言われたという。
そこで、NURO光のサポートデスクに連絡したところ、出張料が1万1000円するほか、スタッフが行くまでに2か月ほどかかり、それまで解約できないと伝えられた。さらに、解約する場合は、工事費残債と違約金の支払いが必要になり、回線撤去にも1万1000円かかると説明を受けたという。
これに対し、てんてこ丸さん側が15センチ以上とした経産省による技術基準があると訴えると、社内で対応を確認すると連絡があった。工事に違反がないか調べるようにも求め、14日になって、履歴を確認した結果として「施工違反」が認められたと連絡があった。そして、解約や回線の撤去、工事費残債、違約金もすべてNURO光側で負担すると説明があった。そのやり取りの画像も投稿している。