阪神またもミスで敗戦、ついに5位転落 CSどころか最下位危機…「ベンチワークにも問題が」

J-CASTニュース

   勝負弱い今季を象徴する試合だった。阪神が2022年9月22日の広島戦(甲子園)で同点の延長11回に大量6得点を奪われて4連敗。5位に転落し、逆転でのCS進出が厳しい状況に追い込まれた。


  • 矢野監督(写真:アフロスポーツ)

課題の「守備のもろさ」またも浮き彫りに

   先発の伊藤将司が2回に崩れると西純矢にスイッチ。セットアッパーの湯浅京己を2イニング投げさせるなど計8投手をつぎ込んだが、試合の主導権を最後まで握れなかった。

   同点の7回1死で糸原健斗が12球粘り四球で出塁すると、熊谷敬宥を代走で投入したが機動力で揺さぶるそぶりが見られない。近本光司、大山悠輔が連続三振に倒れて無得点に終わる。熊谷を代走で起用した意図が見えなかった。

   延長11回は失策から自滅した。7番手の岩貞祐太が1死1死から犠打処理で一塁に悪送球。ピンチが拡大すると、広島打線の勢いを止められなかった。

   84失策はリーグワースト。矢野燿大監督が19年に就任以来、課題に挙げられていた守備のもろさが露呈している。緻密な野球ができなければ、接戦をモノにできない。今季の延長戦は2勝10敗3分け。1点差ゲームも19勝25敗と負け越している。

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