ドル建てでみた2022年の日本の名目GDPが30年ぶりに4兆ドルを下回る見通しです。2012年の6兆2700億ドルをピークに4兆ドルを割るところまで縮小してしまいました。ピーク時の78%になります。(ただし、2012年は民主党政権が円高を放置したという批判も強いです。)
円安で縮む日本 ドル建てGDP、30年ぶり4兆ドル割れhttps://t.co/9QHyf0n1sn
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) September 18, 2022
この30年間で、世界のGDPは4倍となりましたが、日本は0.9倍となっています。
相当の危機感を持たないといけないことです。ちなみにドイツの人口は約8300万人で、1億2500万人の日本の3分の2です。
これは物凄いことで、相当の危機感を持たないといけないことだと思う。人口がかなり違うのにドイツに追いつかれるなどあり得ない。成長を批判する人たちはこれをどう見るか。豊かな老後(国も個人も)などあり得ない。
ドル建てGDP、30年ぶり4兆ドル割れ:日本経済新聞 https://t.co/Wj0CMegAAi
— のとみい (@noto_mii) September 18, 2022
アベノミクスが原因だという指摘もあります。アベノミクスは改革で誰も傷みたくないという妥協の産物なので、結果であるようにも見えます。
【アベノミクスで縮小する日本経済】ドル建てでみた日本が縮んでいる。1ドル=140円で2022年名目GDPは30年ぶりに4兆ドル以下、4位のドイツと並ぶ。日経平均は今年2割安になり、賃金も30年前に逆戻りだ。リフレ派とMMTの犯罪的役割を総括せよ。https://t.co/d8SSPKgOdo
— 金子勝 (@masaru_kaneko) September 19, 2022
ただし、大規模な金融緩和は窮乏化を早めていることは確かなようです。
9/19日経「止まらぬ円安 縮む日本」円安によってドル建てGDPが30年ぶりに4兆ドル割れ。先進国のなかで唯一、日銀が固執する大規模緩和のリフレ政策は、日本をどんどん貧乏くさい国にしているようです。
— 橘 玲 (@ak_tch) September 19, 2022
日経の安易な円安批判だという批判もありますが、「経済構造の転換」の重要性はちゃんと述べられています。
また日経が的外れな円安批判をやっている。「ドル建てGDPが30年前の水準に低下」というが、そもそもわが国の問題はGDPそれ自体がほぼ横ばいで推移してきたこと。先進国と同程度の経済成長ができていれば今頃GDPは800兆円前後になっていた。すべてはデフレ低成長を放置した結果 https://t.co/HNTM5nvZ4U
— リフレ女子 (@antitaxhike) September 18, 2022
政府に限らず、楽観的な希望はだいたい打ち砕かれます。
今朝の日経新聞
ドル建てGDP4位に転落へ・1968年日本は世界2位のGDP
・2011年3位に転落
・2022年4位に転落2050年頃までGDP3位を維持できるというシナリオがあったのですが、政府の希望を打ち砕いた形になります。 pic.twitter.com/3XSG3eY6MB
— 退職金ぶちこみ太郎 (@jvVVYz2lTNRsP96) September 19, 2022
具体的にどんな改革が必要なのか?という声もありますが、必要な改革はほとんど先送りにされました。
「円安や金融緩和の支えに甘え、改革を怠れば国力低下は止まらない」
無理な円高や金利高、デフレこそ企業が強くなるために必要?
具体的にどんな改革が必要なのか?
円安で縮む日本 ドル建てGDP、30年ぶり4兆ドル割れ: 日本経済新聞 https://t.co/WesSWAvtvO
— 嶋津洋樹 (@hiroki_shimazu) September 19, 2022
対外純資産は順調に増加しているようです。
円安で縮む日本、ドル建てGDP30年ぶり4兆ドル割れ!
一方、円安で対外純資産は昨年末時点で410兆円を越え。世界第二位のドイツを100兆円近く突き放す。海外資産が増え続ける企業の内部留保も過去最大更新。賢く海外投資を続けた国民の外貨貯金も記録更新。
賢くなれ日本人。人口減時代なのだよ。
— 上岡正明”連続起業家×MBA保有の脳科学者” (@kamioka01) September 20, 2022
ドル建てのGDPは21年と比べ2割減るものの、円建てでないのでただちに大不況になるというものではないようですが、「国力」が衰えていることは確かです。