ソニー、緩衝材から宇宙まで–環境をとことん考えた11の取り組み

CNET Japan

 「Sony’s Story on the Environment」は、人、社会、地球の3つの視点軸で展示。その中でも「社会」をテーマにしたものから紹介する。写真はソニーのEVカー「VISION-S02」。2022年のCESで発表した、プロトタイプになる。

 5Gネットワーク機能が搭載され、システムをアップデートできるため、車を持続的に進化できることが特長。EVとクラウドプラットフォームの組み合わせで環境に貢献できると考えているという。

 ソニーグループは、サステナビリティ説明会を開催し、人材、気候変動、AI倫理に関する取り組みを紹介した。Science Based Targets initiative(SBTi)からネットゼロ目標の認定を大手企業として世界で初めて取得するなど、環境への取組について積極的な姿勢を見せた。

 SBTiは、気候変動による世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べ1.5度に抑えるという目標に向けて、科学的知見と整合した削減目標を企業が設定することを推進する国際イニシアチブ。ソニーでは、2010年にグループ全体で地球環境に及ぼす負荷を2050年までにゼロとすることを目指す長期環境計画「Road to Zero」を掲げ、気候変動、資源、化学物質、生物多様性の4つの視点から取り組んできた。

 5月には、スコープ1から3までを含むバリューチェーン全体でのネットゼロ目標を2050年から2040年へ前倒ししたほか、スコープ1、2の排出は2030年までにネットゼロにすることを発表。その中には、ソニーの事業所で使用する電力を、2030年までに100%再生可能エネルギー由来の電力とするという点も含まれている。

 同日にはソニー本社内に「Sony’s Story on the Environment」と題した、環境に貢献する技術11個を展示した。ここでは、それらの技術を写真で紹介する。


「Sony’s Story on the Environment」の会場

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