米Appleは8月8日、新たに皮膚温センサーを搭載し、生理周期ならびに排卵日が推測できるスマートウォッチ「Apple Watch Series 8」を発表した。9月16日より発売し、価格はGPSモデルが399ドル、GPS+Cellularモデルが499ドルから。
Apple Watch Series 8では新たにディスプレイの下ならびに皮膚に近い部分に2つの温度センサーを搭載し、皮膚温の変化から排卵日を推測して生理周期が分かる。医療機関と自分の生理周期を容易に共有できるほか、生理周期の乱れからさまざまな病気の前兆を予測できる。なお、これらのどの詳細データを医療機関などと共有するかは細かくカスタマイズできる。
また、新たに256Gまで検出できる加速度センサーを搭載し、マイクやGPSといったほかのセンサーから取得したデータと独自の機械学習アルゴリズムを組み合わせ、自動車の単独事故も検出できるようになった。
OSはwatchOS 9となり、新たにナイキやエルメスの文字盤を追加。これらのメーカーとコラボしたバンドも提供する。
このほか、Apple Watch Series 3より画面が30%広く、衝突センサーを備えた「Apple Watch SE」も同時発売する。価格はGPSモデルが249ドル、GPS+Cellularモデルが299ドルから。
さらに、アウトドアでの使用に特化し、強化された素材、大型のクラウンダイヤルや突き出したアクションボタン、2,000cd/平方mの明るいディスプレイ、36時間駆動、アップデートにより60時間駆動が可能な「Apple Watch Ultra」も発売。発売は9月23日で、価格は799ドルから。
UltraではL1バンドのGPSに加えL5バンドにも対応し、ビルが密集した場所でも高い精度で測位できるという。また、-20℃から55℃までの幅広い動作温度、僻地におけるGPSトラッキングによるウェイポイント表示機能、86dBの音量で鳴らせる緊急音、40mまでの水深や水温の表示機能などを搭載する。
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