株式会社アユートは、台湾SpotCamのネットワークカメラ3モデルを発売した。市場想定価格は、屋内用カメラ「SpotCam Pano 2+」が1万1900円、「SpotCam FHD 2+」が7500円、パンチルト機能を持つ屋内用カメラ「SpotCam Eva2+」が8200円。
SpotCam Pano 2+とSpotCam FHD 2+は、ともにフルHD(1920×1080ピクセル)の映像を撮影し、Wi-Fi経由でクラウドに映像を保存したり、アプリなどからライブ映像を視聴したりできる。暗所では、約10mまで照射可能な高出力赤外線LEDによる撮影が可能。
両モデルのカメラ性能の違いは、画角とフレームレートおよび赤外線LEDの搭載数で、SpotCam Pano 2+は画角が水平180°で最大フレームレートが25fps、赤外線LEDは10個。SpotCam FHD 2+は同対角140°で同30fps、赤外線LEDは6個。
本体サイズ(直径×高さ)および重量は、SpotCam Pano 2+が約6.2×11cmで約110g。SpotCam FHD 2+が約8×12cmで約95g。両モデルとも壁取付キットが付属するほか、SpotCam FHD 2+のスタンド底面にはマグネットを内蔵しており、金属面に簡単に取り付けられる。
SpotCam Eva 2+は、水平100°の画角を持ち、水平360°のパンと垂直90°のチルトが可能。8倍のデジタルズームにも対応し、フルHD(1920×1080ピクセル)/30fpsの映像を撮影して、Wi-Fi経由でクラウドに映像を保存したり、アプリなどからライブ映像を視聴したりできる。暗所では、約10mまで照射可能な高出力赤外線LED8個による撮影が可能。
本体サイズおよび重量は、約7.5×7.5×10.8cm(幅×奥行×高さ)で約110g。壁取付キットが付属する。
3モデルとも、Wi-FiはIEEE 802.11n/g/bの2.4GHz帯に対応する。
Android/iOS向けアプリ「SpotCam」、またはPCのウェブブラウザーから専用ウェブサイト「MySpotCam.com」にアクセスすることで、カメラの初期設定や録画した映像の視聴、ライブ映像の視聴が可能。また、「Google Home」や「Amazon Alexa」による音声操作や、クラウド連携サービス「IFTTT」を利用した操作にも対応する。
無償のクラウドストレージ「SpotCam Live」に、過去1日間の映像を保存できる。また、有償の「SpotCam NVR」を契約すれば、映像をより長期間保存可能。料金は、7日間保存可能なサービスが年間契約で1カ月あたり4.92ドルなど。
3モデルとも、撮影範囲に不審者が映った際に警告を発する「人体検出」機能を搭載し、検出する範囲を「アクティビティゾーン」で設定できる。カメラにマイクとスピーカーを搭載しており、アプリを通じての通話も行える。
加えてSpotCam Pano 2+では、検出対象の自動ズームや追尾が可能で、全体の映像と追尾中のズームした映像を一緒に表示できる。録画映像とライブ映像の視聴時に利用でき、表示方式は、全体の映像の一部に重ねてズーム映像を表示する「ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)」と、画面を分割して2つの映像を表示する「ピクチャー・バイ・ピクチャー(PBP)」の2通り。また、撮影範囲内で人が倒れ、すぐに起き上がらない場合に通知する「転倒検出」機能も備える。
SpotCam Eva 2+の自動追尾機能は、パン/チルトしながらの追尾が可能。同モデルは有償の「SpotCamビデオAIサービス」にも対応し、「顔検知」「人体検出」「赤ちゃん泣き声検知」「車両検出」「転倒検出」などの機能が利用できる。ビデオAIサービスは機能ごとに料金が設定されており、料金は「赤ちゃん泣き声検知」が年額39ドルなど。