NTTドコモは8月23日、スマートフォン向け「5G SA」サービスを8月24日から提供すると発表した。月額550円のオプションサービスとして提供するが、当面は終了日未定のキャンペーン価格として月額0円で利用できる。
5G SAは、4Gのコアネットワークを流用している現行の5G(5G NSA)とは異なり、コアネットワークを含めたシステム全体を5G化した点が特徴となる。これによって、ネットワークを仮想的に分割し、通信の用途ごとに帯域や遅延を細かく制御する「ネットワークスライシング」など、5Gならではの機能を利用できる。
同社は2021年12月より法人向けのデータ通信端末で5G SAのサービスを提供していたが、今回は新たにスマートフォンにも対応する。
対応端末は「AQUOS R7 SH-52C」(8月24日対応)「Galaxy S22 SC-51C」(8月末対応)「Galaxy S22 Ultra SC-52C」(8月末対応)「Xperia 1 IV SO-51C」(9月以降対応)の4機種となる。公称の通信速度は受信時最大4.9Gbps、送信時最大1Gbpsから1.1Gbpsとなる。
サービスエリアは、主要ターミナル周辺(札幌駅、仙台駅、東京駅、名古屋駅、金沢駅、大阪駅、広島駅、高松駅、博多駅)やイベント会場、商業施設など人が集まるエリアから展開する。5G SAの特徴であるネットワークスライシングを活用した新しいサービスや技術の開発にも取り組むとしている。
5G SAサービスを利用するには「5Gギガホ プレミア」「5Gギガライト」「5Gデータプラス」「ahamo」「はじめてスマホプラン(5G)」「U15はじめてスマホプラン(5G)」のいずれかの契約が必要。また、5G SA対応のSIMが必要となる。