デイリーポータルZではこれまでたくさんの取材やロケを行ってきました。
もちろんライターも編集部も協力して慎重に準備や下調べをし実施しますが、まれに、うっかりその場のルールに反してしまったりそもそも機嫌の悪い人がいるなどで注意を受けることがあります。
反省と再発防止の意味も込め、エピソードをライターたちに聞きました。ご案内は編集部の古賀です。
※編集部より この記事は「デイリーポータルZを はげます会」の会員限定記事です。途中から有料になります。
そんなんで乗るな!(小堺丸子)
遠方取材に向かう途中であまり人の乗らないバスに乗ったら現金のみのバスでした。
あいにく小銭がなく、機械で小銭にかえられる千円札もなく。
謝りながら5千円札を出してこれしかないんですがと言うと「そんなんで乗るな!」と激怒されました。
結局は目的地(割とすぐのとこ)で嫌味を言われながらタダで降りましたが。取材前にだいぶ萎えました。
日本各地で取材を続ける旅取材の得意な小堺さん。
それでもこんな思いをすることが。小銭は持ち歩こう……。
マイクに風防がついてるからわかった(林 雄司)
とある公園で撮影をしてたら営利目的だから許可を取るようにと言われました。我々のどこを見て営利だと思ったのか聞くと、マイクに風防がついているからとのことでした。風防があると営利になる。広めたい情報です。
「我々のどこを見て営利だと思ったのか」を聞いていく姿勢!
即・職質(石川大樹)
怒られたといえば「永田町の闇を探る」です。
これほど「即・職質」だったことはその後一度もありません。
原稿中にもあるので抜粋します。
そして駅を出て30秒。いきなり職務質問を受ける。
一般の方が多いこんな日にスーツであること、そして撮影用の小道具で大荷物だったのが目についたようだ。トランシーバーの会話が加速していく。「ペンキでもぶちまけられたら困るから」と一般人には想像も及ばないようなリアルな説明を受けた。
今考えると「闇を測る」というコンセプトの記事で、なんでそんなに小道具が必要だったのかよくわからないのですが…。
実はこの時、けっこう粘ったんですよ。これ今から必要なんで、全部使うので、ほら名刺もちゃんと出しますから、って感じで。
そしたら向こうも折れそうになって「じゃあここは行ってもらってもいいけど…」って言い始めたので、やった!と思ったんですけど、「100mおきに別の警官に止められて同じ説明することになるからね」と続いたのであきらめました。
職質にねばるという選択肢があったのか。
お前、やめろよ(江ノ島茂道)
「チャーハンは自由だ」 という記事で、最後の最後にヤンキーに因縁をつけられ絡まれるくだりがあります。
実は、ヤンキーに絡まれる前にも、撮影をしていたら「お前、子どもの顔が入るからやめろよ」と注意されました。
他の人が入らない自分の顔を撮影する画角だったのですが「はい」と言ってカメラをカバンの中に入れて、泣きながらチャーハンを食べました。
ヤンキーにも「さっきさ、お店の外観の写真撮ってたじゃない。それに俺写っているかもしれないからさ」と強請られるんですよね。撮影の難しさ。
ここからまだなんとあと6怒られあります。
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