Slackが支援するコンソーシアムの「Future Forum」は、「リモートでの従業員体験レポート」の最新版を発表した。米国、英国、フランス、ドイツ、日本、オーストラリアのナレッジワーカー1万人以上を対象に5月に調査したもので、「日本では、グローバル平均と比較して、多くの回答者がフルタイムでオフィス勤務に復帰している」という。
「従業員はどこで働いていますか?(Where are people working ?)」との質問で、日本は「フルタイムでオフィス勤務(Fully In-Office)」が51%、「ハイブリッド(Hybrid)」が40%、「フルタイムでリモートワーク(Fully Remote)」が9%だった。
グローバル平均では、「フルタイムでオフィス勤務」が34%、「ハイブリッド」が49%、「フルタイムでリモートワーク」が18%だ。
日本はフルタイムでオフィス勤務する人の割合がグローバル平均よりも高い一方で、ハイブリッドとフルタイムでのリモートワークは日本の方が割合が低い。日本はグローバル平均と比べると、オフィス勤務が多く、リモートワークは少ないようだ。
オフィスは、同僚・顧客に会うための場に
一方で、オフィスの主な目的が変わりつつあるとしている。オフィスに来る理由については、グローバル平均で、「同僚や顧客とのコラボレーション、仲間作り、対面でのミーティング」が74%、「仕事に集中するための静かな空間」が16%、「経営陣と顔を合わせる時間」が10%だった。オフィスは、デスクワークではなく、同僚や顧客らと会う場に変化しているようだ。
また、子育て中の従業員は、女性では60%、男性では50%が、1週間のうち3日~5日のフレックス勤務を希望している。そのほか、子育て中の女性では、83%が働く場所の柔軟性を求めているという。