【やじうまミニレビュー】USB Type-Cを磁石式コネクタに変換してくれるアダプタが便利

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Sisyphy「マグネット USB-C to USB-C アダプター」

 USB Type-Cコネクタが席巻し、PCやガジェットなどの充電用端子として標準的地位を確立しつつある。実際、欧州では近くスマホやPCでType-C充電が義務付けられることが決定したほどだ。

 USB Type-Cは、USB 2.0/3.0/4、Thunderbolt 4など広範囲な規格を抱合してしまったがために、見た目は同じでもケーブルやコネクタによって対応できる規格が異なるという分かりにくさをも抱えることになった。とは言え、ユーザーとしては、USB PD充電対応機器なら、ACアダプタや充電ケーブルをまとめられるようになったというのは便利なことだ。

 特にノートPCについては、USB PDが一般化される数年前までは、メーカーごとにACアダプタの仕様が異なっており、使い回しはほぼ不可能だったものが、汎用の充電器/ケーブルで充電できるようになったのは非常にありがたい。また、USB Type-Cは、それまでのUSB端子と違って裏表を区別しなくなったので、挿しやすくなったという利点もある。

 それでも、挿抜による端子の経年劣化は気になるし、USB Type-Cと言えども、ある程度は端子付近を見ながら挿す必要がある。そういった中、たまたまAmazonでみつけたのが、USB Type-C端子を磁力でくっつけたり、外したりできるようにするアダプタだ。使い方はとても簡単で、既存のケーブル先端と機器側に小型のアダプタを取り付けるだけ。これで、Type-C端子がMacBookのMagSafeのようになる。しかも値段は998円とかなり安い。

 給電面では、Amazonの製品ページによると20V/5Aの100Wにまで対応と書かれているが、届いた製品には120Wの文字が刻印されているので、最近パワーアップしたようだ。充電だけでなく、USBでの通信もできるが規格としてはUSB 2.0(480Mbps)止まりとなる。

 そのため、給電対応のUSB 3.0ドックやThunderboltドックにノートPCをつないでいる場合は、このアダプタは制約がでる可能性がある。そういうユーザー向けにはThunderbolt 3や4対応のモデルもあるが、価格が高く4,000円ほどする。使い方に応じて選ぼう。また、ケーブル一体型の製品もある。

 USB 2.0モデルについては、シルバーとブラックの2種類がある。また、2個組みは1,599円でさらに単価が安くなるほか、デバイスに付ける端子の単品(2個998円)も売られている。これにより、ACアダプタ側のケーブルに変換アダプタを取り付け、複数のデバイスにもアダプタを付けておいて、交互に充電するといった使い方ができる。

 ひとまず筆者は、本体2個セットを1つと、変換アダプタ2個入りを1つ買った。本体の1つはノートPCの充電アダプタに付け、もう1つはいろんな機器を充電するアダプタに付けている。これで充電器は2つ、デバイスは4台使えることになる。

 ノートPCは出社時に持ち出す時の取り外しと、帰宅してからの取り付けが楽になった。磁石式なので、取り付けの際はコネクタを目視しなくても、即座に取り付けできる。また、ノートPCなどの重い機器については、間違えてケーブルを手や足に引っかけてしまった時にサクッと外れるので、機器やケーブルへのダメージを抑えられるという利点もある。

 会社でノートを充電する際は、もう1つ会社の充電器にアダプタを買うか、会社ではデバイス側アダプタを取り外してACアダプタを直付けするという選択肢があるが、筆者が使っているノートは別のType-Cポートからも充電できるので、単純に会社にある既存のACアダプタをそこにつないでいる。

Type-Cケーブルにアダプタを取り付けたところ

ノートPCにアダプタを取り付けたところ

つないでみたところ。機器につないでいなくても、ケーブル側のアダプタはLEDが青く光る

 もう1つの方は、デバイス用変換アダプタをモバイルバッテリとワイヤレスイヤフォンの充電ケースに取り付けた。これらは、ノートと違って、充電が終わったら外してしまって構わないので、適宜取り替えるわけだが、その作業が楽になった。

別売の予備アダプタもこんな感じの簡易梱包

これらはモバイルバッテリとワイヤレスイヤフォンの充電ケースに取り付けてみた

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