General Motors(GM)は、電気自動車(EV)に必要な大量のバッテリーを確保できるようにするため、バッテリー生産に欠かせない材料の調達契約をLG ChemおよびLiventと締結した(LG Chem、Livent)。LG Chemから正極活物質(CAM)、Liventから水酸化リチウムの供給を受ける。
LG Chemは、2022年下半期から8年間で、95万トン以上のCAMをGMへ供給する。これは、EVおよそ500万台分のバッテリーを生産できる量に相当するという。GMはこのCAMを使い、LG Energy Solutionとの合弁会社であるUltium Cellsの工場でバッテリーを生産する。
Liventは、2025年からの6年間、EV用バッテリー向けの水酸化リチウムをGMへ供給する。GMは、これを使って「Ultium(アルティウム)」バッテリーを生産する予定。
なお、GMは2025年末時点で年間100万台のEV生産体制を整えるとしている。今回の契約により、必要な量の材料を確保できたとした。