こんにちは。岩手県遠野市在住で、フリーランスとして企画・編集・執筆を行っている宮本拓海です。
岩手県内に拠点を置く企業や行政を中心に広報やウェブサイト、パンフレット制作などを行っているほか、Next Commons Lab遠野のディレクター、日本仕事百貨のローカルライター、一般社団法人インターネットメディア協会の事務局としても活動しています。
取材や打ち合わせなど外出が必要なとき以外は自宅で仕事をすることが多く、気分を変えたいときには市外のカフェなどで作業をしています。
在宅ワーク環境は少しずつ整えているところで、まだ完成形ではないという状態なんですが、今の僕の環境をご紹介します。
「元スナックの仕事場」でApple製品をフル活用
僕が住んでいる家は、遠野市の「親不孝通り」と呼ばれる飲み屋街に位置していて、スナックだった場所を改装した物件です。店舗部分だった1階は全面が白くなっていて、Wi-Fiのネットワーク名は「whitehouse」としています。パスワードはCMYKで真っ白になる値です。
仕事部屋があるのは、2階の和室3畳の部屋。このほどよい狭さが集中力を生んでいます。
使っているパソコンはiMac(Retina 4K、21.5インチ、2017)で、その横にはモニターアームに取り付けたGyga Crystaのゲーミングモニターを設置して、デュアルモニターで仕事しています。
ゲーミングモニターは常にPS5をつないでいるので、ゲームに使うこともあります。ゲームする頻度は月に1、2回、長くて2時間程度ですが……。
スマートフォンはiPhone XR、出先の仕事道具としてMacBook Pro(2020)、iPad Pro(12.9インチ、第4世代)を使っているので、iCloudやGoogle ドライブを使いながら、複数のパソコンで共通のフォルダにアクセスできるようにしています。AirDropもよく活用しているので、Apple製品で統一しているからこそ、スムーズに作業できていることがいっぱいあるなと思います。
ポッドキャスト収録のために音声収録環境も常設
机上にはマイクも設置しています。使っているのはBlueのYetiで、純正のマイクアームに取り付け、ポップガードも使用。Yetiはコンデンサーマイクで湿度に敏感なので、使わないときはマイクケースに収納しています。
主な使用用途はポッドキャストの収録で、「GOOD NEIGHBOR GOOD CULTURE」「メディアヌップ」という2つの番組の企画・運営に携わっています。
編集作業も自分で行うので、モニター用のヘッドフォンはSONYの青帯(MDR-7506)を使用しています。編集ツールとして使っているのはAdobe Auditionで、RX9のプラグインも活用。使い方を十分に覚えきれていないので、勉強しながら作業しています。
いいものをつくる環境のために音楽も重要
机上にないもので僕の快適な仕事環境を構成する重要な要素となっているのは、音楽と本。特に音楽は、僕が今の働き方をすることになった、大きなルーツになっています。
コロナ禍になるずっと前だったんですが、知り合いでフリーランスデザイナーの方の仕事の様子をずっと見させてもらったことがあり、その方が素敵な部屋の中で、音楽を流しながら、AdobeのIllustratorをいじって、日中を過ごしていて。とても単純ですが、その様子を見て「家で仕事をするのはいいな」と思うようになりました。
気楽そうでいい、ということではなくて、いいものをつくるにはいい環境で仕事をするのが大事だよな、と気付かされた出来事でした。そのいい環境をつくるために、部屋や家具、機材も大切ですが、流れている音楽も重要な要素だと思っています。どんな曲を聞いているかで気分がとても変化します。
とはいえ、特別いい機材がそろっているわけではありません。いずれはちゃんといい道具をそろえようと試みながら、今はいろんな方法で聞くことを楽しんでいる状態です。
現在はBluetooth接続のスピーカー、CDプレーヤー、ポータブルのレコードプレーヤー、ラジカセの中から、その時々に合わせたものを使用しています。今後そろえようとしているのはレコードプレーヤーとアンプ、スピーカーで、この環境で仕事終わりにはその環境でチャーリー・パーカーを聞きながら、ウイスキーをロックで飲みたいなと思っています。
資料として使う大量の本は、今読んでいる本を「積ん読」して管理
本は、仕事上、資料としても使うことが多いのでたくさんあります。今は3年前に遠野に引っ越してきてから買った本だけを置いていますが、かなりの量があって、置くところがなくなってきています。
3畳の部屋をすごく気に入っているんですが、悩みは本棚が置けないところです。部屋を出てすぐの廊下にある押し入れにぎゅうぎゅうに入れています。どこに何の本があるか、ひと目で分からないのが困っているポイントのひとつです。ちゃんと改善したい。
なので、今進行中の仕事に使うものや読み進めている本は音楽機材コーナーのすぐ横に置いたり、机の上に積ん読状態にしています。
普段は机の上に何も置かないことが多いですが、積ん読だけはあまり考えすぎずに置くようにしています。そこから生まれる雑多な景色も好きです。
仕事の空き時間はスポーツや登山で気分転換
コロナ禍になる前から家での仕事が習慣化していたので、空いた時間には意識的に運動をするようにしています。ランニングやサッカー、バスケットボールなどを定期的にやっていますが、よく行っているのは登山。車で家から10分くらいの場所に登山のできる山があるので、半日でふらっと登ることもできます。百名山のひとつ、早池峰山に行く途中には、春から秋まで遠野中の馬が放牧されている荒川高原を通ります。
自然の中での遊びやきれいな景色を楽しむ時間との切り替えが、家での仕事にやる気を持って取り組める理由のひとつになっていると思います。
以上が僕の在宅ワーク環境です。これからもアップデートしていく予定で、すでに構想もあるので、再度完成形に近づいたときにぜひお知らせさせてください。
宮本拓海の在宅ワーク環境
- メインPC:メインPC:iMac(2017)、サブPC:MacBook Pro(2020)
- ディスプレイ:2画面
- キーボード:Magic Keyboardテンキー付き
- マウス/トラックボール/トラックパッド:MagicTrackpad2
- カメラ:内蔵カメラ
- マイク/ヘッドフォン/スピーカー:Blue Yeti、SONY MDR-7506
- ビデオ会議サービス:Zoom、Google Meet
- 机:古道具の机
- 椅子:Amazonで買ったオフィスチェア
- その他小物:ANKER Soundcore 2、ポータブルレコードプレーヤー、ラジカセ
宮本 拓海
1994年生まれ。岩手県奥州市出身、遠野市在住。2019年4月から企画・編集・執筆を行うフリーランスとして活動。Next Commons Lab遠野ディレクター(2019年~)、日本仕事百貨ローカルライター(2020年~)、日本インターネットメディア協会事務局(2021年~)。