俳優の永野芽郁さんが主演を務めるドラマ「ユニコーンに乗って」(TBS系)の放送が、2022年7月5日にスタート。その設定をめぐり、視聴者からは映画「マイ・インターン」(2015年公開)との類似性を指摘する声が相次ぐとともに、今後の展開に期待を高めている(以下ネタバレあり)。
おじさんサラリーマンが部下として入社!?
20代女性のスタートアップCEO・成川佐奈(永野さん)のもとに、中途採用で転職してきた元銀行員・小鳥智志(西島秀俊さん)。2人はビジネスパートナーとなり、「ITの力ですべての人が平等に学べる場所を作る」という理念を胸に奮闘していく。
経済的な理由で大学進学が叶わなかった佐奈は、憧れの起業家・羽田早智(広末涼子さん)に影響を受け、自身も3年前に友人らと教育系アプリを開発し起業。だが最近は売り上げもユーザー数も停滞気味で、出資会社からこのままでは会社がつぶれてしまうと警告を受ける。
そこで佐奈は即戦力になる新人を募集することを決意。そこに現れたのは、ひと回りも年齢が離れた小鳥だった。彼は26年間銀行に勤めた社会経験こそあるものの、プログラミングの経験はない。とてもではないが即戦力とは言い難く、不採用通知が送られる。
後日、佐奈は偶然訪れた図書館でITやエドテックについて勉強する小鳥の姿を発見。「一通り知識を身に着けたらまた御社にチャレンジしたいと思ってます」という熱心な思いに、佐奈はいま自分がCEOでいられるのはエンジニアの仲間のおかげで自分には何もないと本音を吐露。すると小鳥は、「何度も何度も同じ夢を一生懸命に語って、そうできるのはきっと、過去に人一倍苦労して人一倍悔しい想いをしてきたからですよね」と寄り添い、佐奈は涙。小鳥の共感力に魅力を感じ、採用することを決意するのだった。
映画「マイ・インターン」は、ファッション通販サイトを運営している女性社長・ジュールズ(アン・ハサウェイ)の元に転職してきた70歳の老紳士・ベン(ロバート・デ・ニーロ)をめぐるヒューマンドラマ。ベンは電話帳の会社で40年もの間サラリーマンを経験し、ファッションやITとは無縁の生活を送ってきたが、さまざまな問題に直面するジュールズに対しいつも温かな励ましと的確なアドバイスを送り、信頼関係を築いていく…というストーリーだ。
視聴者からは、2つの作品の設定について「大好きな映画『マイ・インターン』みたいな感じかな!! 好きなタイプのドラマかも!」「『マイ・インターン』を思い出すのは私だけかなぁ?」「めっちゃ『マイ・インターン』に似てて好き 西島さんデニーロすぎる」という指摘が続出。
その一方で、「西島さんと永野芽郁が恋愛するのではなく、『マイ・インターン』のロバートデニーロとアンハサウェイの関係だと良いな」「『マイ・インターン』は恋仲では無かったけど、ユニコーンは意外とあるかも?」などと今後の恋愛模様に期待を寄せる声があがっている。