アウディ、使用済みの充電池を再利用してeリクシャーを試作

GIZMODO

アウディ印の3輪EV誕生!

電気自動車も作るAudi(アウディ)が、テストを終えた役目を終えたEV「Audi e-tron」の使用済み充電池に第二のバッテリー人生を与えるべく、インドの非営利スタートアップ企業Nunamと手を組み、3台の電動リクシャーを試作しました。

Image: Audi

女性たちがリクシャーで仕事を得る

電池は古くてもまだ使えるので、捨てるなんてもったいない。それに再利用がどのように使い物になるのかという実験も兼ねています。eリクシャーに搭載されても化石燃料ではなく、日差しが強いインドで太陽光充電するのでエコです。しかも女性の就職支援のために使われる、と社会に貢献することになります。彼女たちは宅配便の仕事を始め、仲介業者を通さず独立して仕事をすることになるのだそうです。

第三のバッテリー人生も用意

例えばEV用のバッテリーは、車が寿命を迎えても出力が弱いものになら使い回せるほど余力があるのだそうな。バッテリーはeリクシャーの役目を終えると、家屋や商店などで明かりを灯すため再々利用されます。ただし、それがどれほど活躍できるかまだ分からないので、こうして実証実験を行うワケです。

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Video: Nunam Energy / YouTube

メーカーは作って売ったら、その後も責任を持って行動しないといけないと思いますが、必要としている人たちとそれを手助けしようとしている人たちとで、手分けして新たな事業にするのは素晴らしいことです。そのうちトゥクトゥクが飛び交う東南アジアなどにも広まるかもしれませんね。

Source: Twitter, YouTube via Audi, numan via NEW ATLAS