「日本ダービー2022」に波乱の予感! ダビスタ脳で予想したらダークホースが浮かび上がった!!

ロケットニュース24

世代の頂点を決める戦いと言われている日本ダービー。しかし、2022年のダービーは絶対王者不在と言っても過言ではないだろう。皐月賞を勝ったジオグリフ、大外にもかかわらず2着に入り実力を証明したイクイノックス、武豊の駆るドウデュースに、実力馬ダノンベルーガ……

正直、どの馬が勝ってもおかしくない。そこでガチな予想は一旦置いておいて、ダビスタの知識だけで予想してみよう。ダビスタ脳で考えたら勝つのはこの馬と出ました

・脚質まとめ

まずは、ダビスタと同じく、前レースの位置取りから脚質をまとめてみよう。ダビスタ的脚質を盛り込んだ日本ダービー2022の出馬表は以下の通り。


もったいぶらずにサクサクいこう。上記の枠番と以前のレースのデータから、予想できる位置取りは以下の通り。

・人気馬四天王

今回、おそらく、多くの人が頭を抱える要因となっているのが皐月賞に続きイクイノックスが大外になったことだと思う。ジオグリフとの位置関係が皐月賞と同じになってしまったのだ。じゃあ、ジオグリフ有利かと言うとそうでもない。

なぜなら、ジオグリフの母親であるアロマティコの戦績を見ると2000メートルでギリギリという感じだから。ちなみに、父親のドレフォンはダートのスプリンター。血統的に2400メートルは長いのである

さらには、ダノンベルーガやドウデュースも外枠。そう、人気馬四天王が12番以降に固まっているのだ。ハッキリ言ってどの馬も決め手にかける状況に見える。

・ダビスタ脳が導いた答え

では、もっと勝ちそうな馬っていないのだろうか? 東京2400メートルであるダービー。あくまでダビスタ脳で言うと、東京競馬場と言えば差し有利。ゴール前が平坦で直線が超長い(525.9m)ので、実力を最大限発揮できる舞台なのである。そこで差し馬中心に見てみたところ、1頭だけダビスタ的に見て条件が整っている馬がいた。それは……


プラダリア

他の差し馬にとって未知の距離となる東京2400メートルをこの馬だけは経験している。そう、プラダリアは「青葉賞」の優勝馬なのだ。

しかも、プラダリアの父親はディープインパクト。実績だけではなく血統的にも中長距離の適性が裏付けられている。だが、さらによく見ると、驚きの事実が判明した。

何を隠そう、この馬、2400メートルでは負けなしなのである。2022年3月まで未勝利だったが、2400メートルの3歳未勝利戦、青葉賞と連勝してのダービーなのだ。ちなみに、その前の戦績、新馬戦(2000m)、未勝利戦(2000m)は共に2着。つまり、連対率は100パーセントである

その上で6番という馬番。もう一発あるとしたらこいつしかいないだろ。あくまでダビスタ脳での結論だけど、決め手が一番多い。

とは言え、イクイノックスやジオグリフがこういった決め手をぶち壊すほどのバケモノである可能性は十分にある。そこで、プラダリアを軸には据えるが、バケモノ保険として馬連で買いたい。

・ガチ勢に聞いてみた

というわけで、ダビスタ脳だと伏兵狙いみたいになってしまったが、リアルガチ競馬参戦者は今回のダービーをどう見るのか? 原田たかし記者と御花畑マリコ記者に予想を聞いてみた。

原田たかし「混戦ですね(笑)。アレコレ悩んで本番前まで悩みたいですが、今のところ本命はダノンベルーガです。共同通信杯で後の皐月賞馬のジオグリフを突き放してますし、府中で巻き返しの余地は大いにあると思います。

あとは安定感のあるドウデゥース、それから青葉賞馬のプラダリアは鞍上の池添騎手も怖い存在かなと。そして前残りになった場合はジャスティンパレス、それから無敗のピースオブエイトあたりも気になります。

それからD・レーン騎手のロードレゼル、大外とはいえルメール騎手のイクイノックスも切れるかといえば切れないです。そこにジオグリフも加えたら8頭と多いですが、う〜ん……当日また買い足します。養分の意地、見せたいッスね」

御花畑マリコ「日本ダービーは、馬券を当てるレースじゃなくてダービー馬を当てるレースだと思ってます。本命は皐月賞でも買っていた⑱イクイノックスで。個人的に、11月の東スポ杯からぶっつけで4月の皐月賞に直行したローテーションは、ダービー狙いだったからだと予想してたので初志貫徹でいきます。大外枠は不利ですけどね。

馬券は単勝1点勝負にしようと思ってるんですが、2~3着に来るかもしれない穴馬は、⑩マテンロウオリオン。NHKマイルカップ(1600m)からのダービー(2400m)って最近は珍しいんです。昆厩舎✕横山典弘騎手のコンビなんで、ノリさんが2400mもいけるんじゃないかって言ったんだと思うんですよね。

あとダービーは、皐月賞の結果で人気を落とした馬が巻き返すことが多いので、皐月賞で⑯キラーアビリティ③アスクビクターモアを本命にしてた人は今回も買っておくと美味しいかも」

──と、バラける予想が群雄割拠であることを雄弁に語っている。さすがダービー! だが、泣いても笑っても確実に世代最強は決まる。はたして、1着で駆け抜けるのはどの馬か。その結果は本日5月29日15時40分に見届けよう。当たれーッ!!

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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