海外で提供が始まった、iPhoneを自力で修理するためのAppleのセルフ修理プログラムに批判が集まっている。
これは2021年11月にAppleが発表したもので、専用のオンラインストアで機種を選択することにより、修理に必要な純正パーツや工具を含むキットが届き、それを使って自力で修理が行えるという触れ込み。修理店舗に持ち込まなくとも専用工具を使って自宅で作業できるのが売りだが、「The Verge」によると、実はこのキットがスーツケース2個分ととてつもなく巨大なサイズなのだという。また、レンタル費用は週49ドルと高価で、かつクレジットカードから一時的に1200ドル(デバイスにより多少前後する)が引き落とされ、ツールが期限通りに返却された場合のみ返金される仕組みだとしている。実際にこの修理プログラムを体験したユーザーは、バッテリーを交換したいだけのユーザーにとっては高すぎるリスクで、Apple Storeに持ち込むのが最善だと思わせるのを目的にしているとしか思えないと主張している。日本ではこれらのプログラムは提供されていないが、修理手順書(PDF)は以下のリンク先で閲覧することもできるので、手順に興味がある人は参考までに見ておくとよいかもしれない。