株式会社アスクは、家庭や小規模オフィス向けに、2.5GbE LANに対応したSynology初のWi-Fi 6ルーター「RT6600ax」を5月12日に発売した。市場想定価格は4万1500円前後。
Wi-Fi 6ことIEEE 802.11axとトライバンドに対応し、5GHz帯の1系統が4×4ストリーム、160MHz幅に対応しており、最大通信速度は4800Mbps。もう1系統は1200Mbpsで、2.4GHz帯が600Mbps。最大接続台数は200台。
1.8GHzのクアッドコアCPUと1GBのメモリを搭載。インターフェースは2.5GbE対応のWAN/LANポート×1のほか、ギガビット対応のWAN×1、LAN×3、USB 3.2 Gen 1×1の各ポートを搭載する。
また、IEEE 802.11k/v/rに準拠し、メッシュネットワークを構築可能。QoS、ペアレンタルコントロールにも対応している。
OSにはSRM(Synology Router Manager) 1.3を採用し、ウェブベースの管理画面に外出先からもアクセス可能。VLANにより最大5つの独立したネットワークを作成でき、最大15のSSIDを設定可能。ゲスト用やIoT機器用などのネットワークを分離できるほか、ゲスト用ポータルの設定や接続時間制限なども可能だ。
アドオンとして、「VPN Plus Server」によりSSTPを利用したVPNを設定し、各種サービスを利用可能。一般的なVPNと同様の「SSL VPN」、ブラウザーからウェブコンテンツにアクセスできる「WebVPN」、特定のPCをリモート操作する「リモートデスクトップ」のほか、複数の拠点間を接続する「Site to Site VPN」が利用できる。
VPN Plusでは、SSTP、WebVPN、Synology SSL VPNの1つの同時ユーザーアカウントに対して無償の永続ライセンスが付属している。また、Site to Site VPNの無償永続ライセンスも付属しており、これらはSRMに管理者としてサインインすることで、アクティベーションできる。
セキュリティ面では、WPA3のほか、公衆Wi-Fiのセキュリティを向上できる標準規格「Wi-Fi Enhanced Open」にも対応する。本体サイズは320×200×170mm(幅×奥行×高さ)、重量は1.6kg。