腰袋というものがある。腰につける袋のことで、現場作業などの際に工具を腰袋にいれることで、複数同時に持ち運べる便利アイテムだ。ホームセンターに行くとそんなに高くない価格で買うことができる。
この腰袋がめちゃくちゃ便利と気がついた。工具だけを入れるのではなく、日常生活でも必要なものを入れておくと、無駄に立ったりすることはなく、非常にスマートな生活ができるのだ。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)
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腰袋は便利
ホームセンターに行くと腰袋が売られていた。もちろん存在は知っているけれど、工具をたくさん使う仕事をしていないので、自分には必要ないと思っていた。しかし、どこか腰袋に憧れる自分もいた。
考えれば考えるほどに便利な存在なのが「腰袋」だ。人間の手は2本しかない。一度に多くの工具は持ち運べないし、必要な工具を持ってきて、地面に置いておくのは踏んだりする可能性もあるので危険だ。そんな問題を全て解決するのが腰袋なのだ。
腰袋がないと時間と体力の無駄が生まれる。たとえば、ドライバーを使っていて、次にトンカチが必要な時、ドライバーを安全なところに置いて、トンカチを取って、と無駄が生まれるわけだ。
腰袋から工具を取り出し、腰袋に戻し、また別の工具を腰袋から取り出す。その場を動く必要はなく、スマートな作業ができる。あと、なんかカッコいい。これは何も現場作業だけではないのだ。日常生活にもこのようなことが起きる。それが腰袋で解決なのだ。
部屋での腰袋
自宅での生活を思い出して欲しい。急に耳が痒くなれば、耳かきを取りに行かなければならない。リモコンで音量を変えたくなれば、リモコンを取りに行かねばならない。みかんが食べたくなれば、みかんを取りに行かねばならない。
無駄な動きだ。最初から耳かきやリモコン等が、全て一つのところに収まっていれば、我々は立つ必要がない。ずっと座っていられるのだ。寒い時期はこたつから出たくないとかあると思う。腰袋を日常生活で使うことで、全て解決するのだ。
実家を意識した内容だ。飲み物、孫の手、ハンドクリーム、リモコン、みかん、みかんの皮を剥くやつ(ムッキー)、オカリナ、お菓子、ゴミ袋という死角のないラインナップ。これで我々は無駄に立ち上がる生活から解放される。
全く立ち上がる必要がないのだ。生活に必要なおおよそ全てが腰袋に収まっているのだ。誰かにあれ取って、これ取ってもない。だって全てが腰袋にあるから。これが健康的か否かは置いておいて、超便利ではある。
立食パーティーでの腰袋
もちろん腰袋の素晴らしさは自宅だけではない。入れるものを変えれば、どこでも我々を効率的にかつ幸せにしてくれるのだ。たとえば立食パーティーでだって、腰袋は活躍する。
立食パーティーでよくあるのが、調味料をかけ忘れたとか、箸を取り忘れたとかだ。人が少ない立食パーティーならいいけれど、多いと戻るのは大変だし、人と話し始めていたら、ちょっとすいませんケチャップをかけてきます、と言うのも面倒だ。そこで腰袋なのだ。
完璧なる腰袋だ。ケチャップ、塩、塩胡椒、オリーブオイル、唐辛子、ケーキシロップ、醤油、マスタード、ワサビ、先割れスプーン、割り箸と最高の状態の食事ができるアイテムが全て腰にある。
どうですか、皆さん。一歩も動くことなく、完璧なる食事を手に入れることができた。全ては腰袋のおかげだ。立食パーティーに限らず、フェスの屋台などでも、腰袋は役に立つはずだ。あと、なぜか立食パーティーの設定を河川敷で撮っているけれど、そこは気にしないでいただきたい。
魔法使いの腰袋
最後は魔法使いの腰袋を紹介したい。魔法使いもいろいろ道具が必要なのだ。魔法的な液体をいくつか持ち歩かねばならないし、魔法の杖も用途によって変わるので、複数本持ち歩かねばならない。
人それぞれ思い描く魔法使いがいると思う。私の魔法使いは上記の写真のようなものになる。いろいろと疑問が浮かぶ人もいるかと思うが、言い切りたい。これが一般的な魔法使いだ。よく映画などで見かける一般的な魔法使いである。
魔法書、魔法の杖が複数本、試験管、ほうき、鳥の羽、相棒のインコの「オーウェル」、魔法のオイルを作る時に必要な材料が腰袋に収まっている。これさえ持っていれば、魔法使いとして十分なパフォーマンスを発揮することができる。
次々と魔法を繰り出すことができる。全ては腰袋のおかげだ。魔法で遠くにある道具を取り出したりすればいいのでは? と思うかもしれない。そのタイプの魔法使いではないのだ。いろいろな魔法使いがいるのだ。とりあえず腰袋こそが魔法だと覚えていただきたい。
腰袋=四次元ポケット
ドラえもんは四次元ポケットを有している。なんでも入るポケットだ。しかし、四次元ポケットは、残念ながらまだ実現されていない。しかし、近い存在がある。それこそが腰袋なのだ。現代の四次元ポケットが腰袋と覚えていただきたい。