ZOZOTOWNをかたるフィッシングの報告があったとして、フィッシング対策協議会が緊急情報を公開した。フィッシングサイトは4月15日10時時点では稼働中で、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあるため、引き続き注意が必要だ。
メールの件名は「ZOZOTOWNカスタマーサポートセンターよりご連絡」が確認されている。また、このほかの件名が使われる可能性もある
メール本文は以下のような内容が確認されており、本人の利用確認のためとして、記載されたウェブサイトにアクセスするよう誘導している。
ZOZOTOWNカスタマーサポートセンター
アカウントが別の場所にログインしていることを検知
ご本人様の利用確認のため
誠に勝手ながら、全ての機能を一時停止させていただきます。(フィッシング対策協議会の緊急情報より抜粋。原文ママ)
誘導先はZOZOTOWNのログイン画面を装っており、メールアドレスとパスワードの入力を求められる。ログイン操作後はクレジットカード情報の入力画面が表示され、さらに操作を続けると、名前、生年月日、住所、電話番号の入力を促される。
メールに表示されるURLは、以下のものが確認されている。
- https://www.zozo.jp.●●●●.cn/
上記以外のドメイン名やURLが使われる可能性もあるため、注意が必要だ。
フィッシング対策協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘する。
その上で、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。また、フィッシングメール対策には迷惑メールフィルターが有効であるとして、設定を推奨している。