「するな放火」燃える本能寺と織田信長 漫画家小6長男のポスターに34万いいね「素晴らしいセンス」

J-CASTニュース

   「するな放火」――。こんな台詞とともに描かれているのは、「本能寺の変」で焼き討ちにあう戦国武将・織田信長の姿だ。

   漫画家として活動する女性の長男が、夏休みの「防火ポスター」の宿題で制作したこのイラストは、ツイッター上で「素晴らしいセンス」と話題を呼んだ。母親は、息子の発想をどう思ったのだろうか。


  • 漫画家の息子が描いた「防火ポスター」が話題に(荻野眞弓さん@mymejp提供)

「完成させて結果が出ることを覚えてくれて良かった」

「長男氏が夏休みに描いてた防火ポスター、センスの塊じゃないですか??これを通す方もすごいと思いました」

   2022年3月26日、漫画家の荻野眞弓さん(@mymejp)が投稿したのは、当時小学6年生の長男が昨年の夏休みの宿題だった市の防火ポスターコンクールのために制作したポスターだ。

   「するな放火」という台詞と、明智光秀の謀反で燃え上がる本能寺、無念そうな表情を浮かべる織田信長が描かれたこのポスター。ツイッター上では「メッセージが強すぎるwww」「説得力あるわ」「素晴らしいセンス」「天才」と話題を呼び、3月31日までに7万リツイート、34万いいねを集めた。ポスターの横には「消防署長賞」受賞の文字がある。

   荻野さんは3月30日のJ-CASTニュースの取材に、長男の作品について「発想が天才的だと思いました」と語る。長男は親譲りの「漫画好き」で、特に山科けいすけさんの歴史4コマ漫画「SENGOKU」がお気に入りとのこと。日頃から漫画を描くのが趣味で、学校では教室の後ろに連載漫画を掲示していたこともあったという。

   長男は夏休みの後から卒業式の直前まで、学校には行っていなかったという。実はポスターを描いている最中に、飽きて制作を放置しようとしていたことがあったそうだ。それだけに、荻野さんは「完成させて結果が出ることを覚えてくれて良かったなあと思います」と、クリエイターらしい視点で息子をたたえた。

   ネット上での大反響を、長男はどう見ていたのだろうか。

「『まじかーすげえね』とちょっと嬉しそうです」(荻野さん)

Source