川栄李奈、カムカム実は「安子役」熱望 「自分がやりたいのは…」過去のNHK出演作で強めた思い

J-CASTニュース

   俳優の川栄李奈さん(27)が2022年4月1日放送の「あさイチ」(NHK総合)に出演し、現在放送中の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のオーディション段階ではドラマの初代ヒロイン・橘安子役を志望していたことを明かした。

   ドラマで川栄さんは安子の孫で三代目ヒロインの大月ひなたを演じている。


  • 川栄李奈さん(2018年撮影)


  • 「あさイチ」に出演した川栄李奈さん(左)とAIさん。「カムカムエヴリバディ」公式ツイッター(@asadora_bk_nhk)から

「私は絶対安子がやりたいって思っていて」

   番組中、鈴木奈穂子アナウンサーから「川栄さんは、実はカムカムでは、安子役をやりたかったと?」と問いかけられた川栄さんは、

「私は絶対安子がやりたいって思っていて、(中略)オーディションでも『安子がやりたいです』と言っていたので、ひなたで受かった時は本当にびっくりしました」

   と、合格時の驚きを吐露。これに対し、鈴木アナが安子を志望した理由を聞くと、川栄さんは、

「NHKで『夕凪の街 桜の国2018』というドラマに出演した時、(中略)『自分がやりたいお芝居ってこういう作品だ』と思って、大変な時代を生き抜くという力強さを皆さんに伝えたいと思った」

   と、2つの作品の主役には共通性があると感じたからだと説明した。

   「夕凪の街 桜の国2018」は2018年にNHK広島放送局開局90周年を記念して放送されたドラマ。内容は原爆が投下された10年後の広島と、2018年の広島を描くもので、川栄さんは被爆して生き残るも、原爆症に苦しむ女性の役で出演していた。

   一方、「カムカムエヴリバディ」において、初代ヒロインの安子(上白石萌音さん=24)は第2次世界大戦に出征した夫が戻らないまま終戦を岡山で迎え、その後、シングルマザーとして二代目ヒロイン・るい(深津絵里さん=49)を育てるなど(のちに、るいの元から失踪)、戦時中から終戦直後を力強く生きる人物として描かれた。

   このほか「あさイチ」で川栄さんは、

「戦争って私たちは体験してないですけど、でも絶対に忘れてはならないことで、それを芝居とはいえ作品で皆さんに見てもらえるということは、『自分がやりたいのはこういうことなんだな』って思ったので」

   と、安子役を希望していたことを繰り返し語っていた。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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