「いきなり!ステーキ」社内報に4000件超の意見 賛否両論も一瀬社長「とても嬉しいこと」と感謝

J-CASTニュース

   「いきなり!ステーキ」などを展開するペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長は2022年3月23日、自社の社内報に対し、消費者から4000件以上の意見が寄せられたと明かした。

   1月に公開した社内報では、「ネガティヴな従業員をゆるすことは、到底できません」などと一部の社員を叱責する内容が書かれていた。


  • 「いきなり!ステーキ」の店舗(写真:西村尚己/アフロ)


  • ペッパーフードサービス公式サイトより

「少しきつめの一言」

   ペッパーフードサービスは毎月、社内報を自社サイトで公開している。

   3月23日発行の最新号では、一瀬氏が1月発行の号について次のように振り返っている。「私から社員の皆さんに『少しきつめの一言!』を発信したところ、それに対しての賛否両論のご意見を4千件以上も頂いたのです」。

   1月号では、労働意欲が低い従業員に「自己変革」を呼びかけていた。「店舗では作業するだけで給料をもらえると思うのは大間違いです」と説き、「ご来店されたお客様に不快な思いをさせたネガティヴな従業員をゆるすことは、到底できません」と戒めていた。

   この社内報は、グルメジャーナリストの東龍氏が3月21日、ヤフーニュース記事「『いきなり!ステーキ』社長による従業員への『いきなり喝!』は何が問題か?」で取り上げるなど、ネット上で話題となった。

   「少しきつめの一言」はこの発信を指しているとみられる。一瀬氏のもとには厳しい意見も寄せられたものの、「いろいろなお立場で受け取り方が違うのは当然です」と理解を示す。

   想定以上の反響には「とても嬉しいことで更にモチベーションが上がります」と感謝し、「この社内報を社外の方々に発信する事に賛否両論があろうと思いますが、私の真摯な熱い思いを従業員だけでなく多くのお客様にもお読み頂きたいとの思いから純粋な気持ちでした」と回顧する。

   創刊したのは25年前だったという。「人生をかける程」の決意で始め、「この社内報が出せなくなった時は倒産する」と特別の思い入れを持って続けてきた。

   来月の発行で「夢に見た」とする300号を迎える。

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