2022年3月11日、東日本大震災から11年を迎えた。私(佐藤)はほぼ毎年、この日の地震発生時刻14時46分に東京・新宿アルタ前の足を運んでいる。今年も約2分間、大型ビジョンに表示されるメッセージを見上げながら、あの日あの時のことを振り返った。
・震災から11年
震災の翌年は政府主催の追悼式典の様子がこの大型ビジョンに映し出されていた。多くの人が足を止めて、地震発生時刻には立ち止まり黙とうを捧げていた。年を追うごとに足を止める人の姿は少なくなり、近年は追悼式典の中継もなくなった(10年目の昨年は約30分間、中継されている)。
2020年には新型コロナウイルスの感染拡大の影響で式典そのものが行われず、10年を節目に式典は政府主催で執り行われなくなっている。
月日が経つにつれて、あの日の記憶は薄れていく。だが自然災害はいつでも起こりうることだ。普段から防災を心がけて、備えを怠らないようにしたいものである。改めて、震災で犠牲になられた方々に哀悼の意を表します。