はなまるうどん「つけ麺フェア」を食べに → 思いついた良さげな食べ方が完全にアウトだった

ロケットニュース24

2022年3月3日から、はなまるうどん にてスタートした「つけ麺フェア」。うどん で つけ麺スタイルって、普通のざるうどんみたいな、つゆが別なスタイルと何が違うんだ? とか思ったが、Wikipediaによると「つけ汁うどん」なるものが埼玉や群馬、栃木などにはあるらしい。

マジか。埼玉県民だけど知らなかったぜ。さて、今回はなまるうどんで提供されるのは「魚介豚骨」と「牛肉ピリ辛」の2種類。フェア開始から1日遅れだが、花丸な気分になったので食べてみることに。

・小中690円

フレーバーは2種類だが、つけだし はどちらもホットのみ。しかし、麺は冷たいのと温かいのをお好みで選ぶことが可能だ。お値段は、小も中も690円の同一価格


値段が一緒ということで、今回はどちらも中サイズをオーダー。これが「魚介豚骨」で……


こちらが「牛肉ピリ辛」。


・つけ麺っぽい

まずは「魚介豚骨」からいってみよう。麺には豚のチャーシューと、魚粉、そしてネギがトッピングされている。魚粉はいわしの煮干しとさば節をグラインドしたものだそう。


そしてこちらが つけだし。


めっちゃ黄色いやん。ぱっと見はカレー。が、実態は公式HPによると「いわし煮干し、さば節、かつお節からとっただしと豚骨スープを合わせた濃厚なだしに、ゆずをトッピング」だそう。

その組み合わせでこんな色になるんか。確かに薄くスライスされた柚子が入っている。香りは間違いなくフィッシュと柚子で、浮いた脂に豚骨の気配を感じる。


食べてみると、なんだか複雑な味で美味い! あと、めっちゃ「つけ麺」っぽい。麺こそ うどん だが、この味はマジでつけ麺屋でありそうな感じ。ちゃんとつけ麺してる。


派手さや意外性はそこまでではないと思うが、安定感がある。無性に「つけ麺食いてぇなぁ」という気分のときに、こいつを食えばその欲求を満たせるだろう。地味に好評を博しそう。


・牛肉ピリ辛

続いては「牛肉ピリ辛」のターン。トッピングはネギと、牛丼の具材にありそうな玉ねぎ混じりの牛肉だ。味もまさに牛丼の具と同じ甘辛いヤツ。おおむね、誰もがイメージする通りのものだと思う。


ピリ辛パートを担当するのは、つけだし の方。ラー油が入っている


食べてみると……おや? この味、この つけだし の風味と濃さ……いいこと思いついたずら!


・喪失

この つけだし をぶっかけて……


_人人人人人人人人_
> ほら美味い! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


あれ、でもこれ完全につけ麺としてのアイデンティティ失ってないか? アウトすぎる仕打ちに「牛肉ピリ辛つけ麺」は自我を喪失し、「牛肉ピリ辛かけうどん」に転生してしまった。

しかし「牛肉ピリ辛かけうどん」は普通に美味い。驚くほどしっくりくる。この つけだし が、あまりにも高いかけうどん化の能力を秘めているのだ。

なぜだろうと思い公式HPを見ると、「かけだしとつけだしを合わせた温かいだしに、白ごま、ごまラー油を加えて仕上げた」ものだそう。

なるほどね。かけうどん用の だし が入っていたわけだ。いや本当に かけうどん化に違和感がないんですよ。アウトすぎるムーヴな自覚があるので、やってみてとは言い辛いけれど。

参考リンク:はなまるうどんWikipedia
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

Source