国際決済銀行(BIS)の発表によると、円の実力がかつてなく下がっています。2010年を100とした実質実効為替レートは、1月の数値が67.55となり、1972年6月以来の低水準となりました。50年ぶり低水準で、購買力が低下しています。家計には厳しい冬の時代が到来しそうです。
円の実力、50年ぶり低水準 円安で購買力低下、家計に逆風 | 毎日新聞
国際決済銀行(BIS)が17日発表した円の総合的な実力を示す「実質実効為替レート」(2010年=100)は、1月の数値が67・55となり、1972年6月以来、約50年ぶりの低水準だった。数値の低さは、円安進行で円の購買力が下がっていることを示す。輸入に頼る原油や小麦粉、大豆などの価格が高水準にある
円安が進行しすぎて円の購買力が下がっていることが原因とされています。
実質実効為替レートは、主要国の物価上昇率や貿易額なども考慮して通貨の総合的な購買力を示す指標で、数値が下がれば輸入品の価格がおおむね高くなったことを示します。
失われた30年に迷走した政策の当然の結果です。
円高よりも怖い事態が進行しています。
庶民からすると余裕のある立場の方の皮肉はうらやましいです。
日本の製造業が復活するのではという悲しい観測も。
日本人は、就労期間をできるだけ延ばし個々人で資産形成をしっかり考えなくてはならない時代に突入したかもしれません。