まだまだ寒いが、春の兆しを感じる。待ち遠しいことこの上ないが、春になったからといって、ワイワイと花見ができる状況でもないだろう。
世の行く末を憂えていた2022年2月15日、スタバから『さくらストロベリー白玉フラペチーノ』と『さくら咲いたミルクラテ』が登場した。ふとカップを覗くと、そこは一面の春。なんてオシャレで心が満たされるドリンクなの……!!
・白玉&生八ッ橋の和コンボ
『さくらストロベリー白玉フラペチーノ(税込680円)』は、ベースのミルクにさくらストロベリー風味のソース、そして白玉が入ったドリンクだ。
ホイップの上にはさくらストロベリーシェイブチョコレートに、生八ッ橋が乗っている。なんともはや。いまだかつてスタバのフラぺに白玉に生八ッ橋が使用されたことがあっただろうか……新しい!
期待に胸を膨らませながらゴクッとひと口飲み込むと、ふわりと優しい桜もちっぽい味がする。そして何より、白玉のムニョムニョとした食感が楽しい。
ブレンドされているので、形はあまり残っていないのかと思いきや、そんなことはない。小粒と化しながらも、しっかり白玉ならではの存在感を放っている。
白玉って、飲むことも出来たんだなと感心してしまった次第。残された問題は、ホイップの上に乗った生八ッ橋だ。こちらはもう、どうやっても飲むことは不可能。モグモグと咀嚼(そしゃく)するしかない。
スプーンですくったりなんやかんやしながら、口に放り込む。なるほど、京都で買う生八ッ橋の味がする。つまりは美味しい。
白玉や生八ッ橋がフラぺに合うのか疑問だったが、これはこれでアリだ。飲みものというよりは、食べるデザート感覚で楽しむことができる。
・手の中に満開の桜
また同日発売の『さくら 咲いた ミルク ラテ(税込510円)』も見逃せない。こちらもフラぺ同様、ミルクにさくらストロベリーソースを使ったドリンクなのだが、ポイントはそのビジュアル。
なんとチョコレートソースとさくらストロベリーシェイブチョコレートで、満開の桜の木を表現しているのだ。これはオシャレ。ちょっとしたアイディアなのだろうが、なかなか思いつかないぞ。
まさかこんなところで、桜を楽しむことができるなんて。外に出難い今だからこそ、余計にありがたい。手の中に広がる春、めちゃめちゃロマンチックじゃない?
もちろん味も間違いない。フラぺ同様、桜もちっぽい風味と熱でジワッと溶けていくシャイブチョコが良い感じだ。なんだかもう、この一杯でお花見欲が満たされてしまった。
飲んで美味しいだけでなく心までほっこり幸せにしてくれるところが、毎度ながらスタバドリンクの魅力である。例によって販売期間は限定されており4月12日まで。3月16日からは、一部トッピングの変更予定とのこと。
購入後レシートなどに記載されているQRコードをスマホで読み取れば、桜とベアリスタ(スタバで販売されているクマ人形)が登場するサービスも実施中だ。一足早く、スタバで春を満喫してみては如何だろうか。