シャープは2月4日、1月31日に発生したアップデートにおけるテレビの不具合について、復旧ソフトウェアを公開した。ユーザー自身でUSBメモリーを用いて不具合が修正できる。
テレビの不具合は、1月31日の15時30分から2月1日の早朝にかけて発生。4KテレビにおけるAndroid 10へのメジャーアップデート後、再起動が繰り返されるという事象が起こった。
発生原因については詳細を調査中で、ハードウェアの故障ではなく、通信ネットワークをはじめ、テレビの動作環境が要因となり、アップデートソフトのダウンロード時、もしくはアップデートソフトの実行時に何らかの障害が発生したもののようだ。
シャープでは、この現象が発生しているユーザーに対し、出張修理にて対応しているが、予約が大変取りづらくなっているとのこと。復旧ソフトウェアは、ユーザー自身がUSBメモリーを用意した上で対応可能だ。所要時間は約40分程度で、初期化するため、テレビの設定やGoogleアカウント、ダウンロードアプリなどのデータの再設定が必要になるとしている。
なお、今回のメジャーアップデートにより、再起動を繰り返す症状が発生していない製品には、この作業は実施しないでほしいとのこと。また、ユーザー自身での作業が難しい場合は、従来どおりシャープのサービスより出張対応するとしている。