【衝撃】かつやの新商品「ロースカツと豚スタミナ焼肉」、実は史上まれに見る “超激レアメニュー” だったことが発覚! これはヤバイ…

ロケットニュース24

2022年1月28日、俺たちの「かつや」が期間限定の新商品『ロースカツと豚スタミナ焼肉』を発売した。字面からして、いかにも「かつや」らしい年中無休のわんぱく男子校メニューである。これはいやが上にも期待が高まるというもの。

ただ……同時に私(あひるねこ)は、奇妙な違和感に襲われていた。なんだろう、何かが引っかかる。合い盛りの内容自体はごく普通のはずなのに、この胸のザワつく感じは一体……? もしかするとここには重大な秘密が隠されているのかもしれない。

・かつや新商品

「かつや」の真理に触れる前に、まずは基本情報についておさらいしておこう。『ロースカツと豚スタミナ焼肉』は丼(税込759円)・定食(税込869円)・単品(税込649円)の3パターンが用意されており、それぞれテイクアウトも可能となっている。


今回、私は丼を注文。60グラムのロースカツと、味噌にんにくダレで仕立てた豚焼肉が我も我もと主張しまくる非常に野郎度の高い一杯だ。マスクを突き破って鼻孔を刺激しまくる激しいにんにくの香りといい、なんというかもう、食べる前からうるせぇ。


奥には有事の際の調整役として千切りキャベツが控えているが、味変用にマヨネーズを携えているあたり “かつや者” のことをよく分かっている。そこにカロリーがあったら、さらにカロリーを重ねてやるのが我々の業界では礼儀。これには世のマナー講師たちも黙らざるを得ないだろう。


ただ少し気になったのが、「味噌にんにくダレの声デカすぎじゃね?」問題である。かなり甘めの味付けながら、ご飯との親和性がすこぶる高い味噌にんにくダレは、そのパンチの強さゆえ、時としてロースカツのテリトリーをもガッツリ浸食してしまっている。


その結果、何が起きるかというと、豚焼肉もとんかつもすべて似たようなテイストになってしまうのだ。グローバル社会かよ。世界を画一化するんじゃないよ。で、これに対抗する手段はただ一つ。とんかつにソースを追いぶっかける──。そう、こちらもひたすら思考をアホ化するしかないのである。


アホに、よりアホアホに……。こうしてストイックにアホを突き詰めた私が最終的に辿り着いたのが、ロースカツの上に豚焼肉をのっけてマヨを添えるという、山賊が考えた寿司みたいな食べ方であったのは必然だろう。スシローも失神するレベルのアホ荒々しさであるが……


さて、ここからが本題だ。


・大事件

あなたは気付いているだろうか? この『ロースカツと豚スタミナ焼肉』が、味・ボリュームともに血気盛んな一杯であると同時に、「かつや」の歴史に残るだろう超激レアメニューでもあるという事実に。ではここで過去の期間限定商品をいくつか振り返ってみよう。


2021年9月発売
『チキンカツとから揚げのタルタル合い盛り丼』


2021年8月発売
『豚ロースタレカツと牛焼肉の合い盛り丼』


2021年5月発売
『豚キムチとチキンソースカツ飯』


ご覧の通り、実は「かつや」の合い盛り系メニューは組み合わせがある程度決まっていて……


鶏と豚だったり……


豚と牛だったり……


はたまた鶏と鶏だったりする。


もっとも多く登場するのが鶏肉で、特にチキンカツは合い盛りの片割れとして圧倒的な出演率を誇っているのだが、それを踏まえると、今回の『ロースカツと豚スタミナ焼肉』がいかに異様であるかがお分かりいただけると思う。そう、このメニュー……


まさかの豚と豚である……!


豚&豚……!


どっちを見ても豚……!!

・単館上映

鶏肉の出番がやたら多い「かつや」の合い盛りメニューにおいて、この組み合わせは “超” が付くほどレアだ。というか、私もほとんど記憶がない。そこで当サイトのすべての「かつや」関連記事を確認してみたところ、驚きの事実が明らかになった。

過去に合い盛りメニューがどちらも豚肉だったケースは……


なんと0件!


繰り返す、0件である! 希少種すぎィィィィィィイイイイ!! そもそも合い盛りにロースカツが登場すること自体めったにないが、そこに相方としてさらに豚肉が登場するとなると、これはもう天文学的な確率と言わざるを得ない。生きている間にはもうお目にかかれないのではないか。


もしこれから『ロースカツと豚スタミナ焼肉』を食べようとしている人は、どうか忘れないでいただきたい。あなたが目の前にしている “それ” は、まさに奇跡そのものであり、どんな流星群よりも、どんなスーパームーンよりも貴重だということを。奇跡の豚の共演を見逃さないように。

参考リンク:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

★「かつや」関連の記事はこちら → シリーズ「かつや激闘集」

Source