今年に入りEU欧州委員会は、二酸化炭素を出さない原子力発電を、地球温暖化対策に有望な「グリーンな投資先」として認定する方針を示しました。
これに対し、小泉純一郎氏、細川護熙氏、菅直人氏、鳩山由紀夫氏、村山富市氏の元首相5名が、「原発推進は未来を脅かす亡国の政策だ」と批判し、フォンデアライエン欧州委員長に撤回を求める書面を送ったそうです。しかし、その文面にはかなり大きな問題が含まれています。
日本の元首相5人がEUに書簡 原発の「グリーン」認定を批判 | 毎日新聞
欧州連合(EU)欧州委員会が今月、発電時に二酸化炭素を出さない原発を地球温暖化対策に資する“グリーン”な投資先として認定する方針を示したことに対し、小泉純一郎氏ら日本の首相経験者5人は29日までに、原発推進は未来を脅かす「亡国の政策」だと批判し、方針撤回を求める連名の書簡をフォンデアライエン欧州委
他国の事情も考えない発言に、「恥ずかしい」と多くの声があげられています。
子供たちを不安に陥れるなという深刻な訴えも。
「子供たちは甲状腺がんを患っている」と書いている下りは、元首相たちが風評被害を拡大しかねません。
他の四氏はともかく、小泉元首相を評価していた人たちも落胆しています。
政治的な熱狂には危うい面があることを忘れてはいけないようです。
日本のエネルギー政策の足かせにならないことを願います。