こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
連日予算委員会が続く衆議院ですが、27日木曜日は「憲法審査会」が開催される定例日でした。
>「与党から憲法審査会を開きたいという要求が来ているが、われわれは、原則に戻って予算委員会が開かれている間は応じないという方向で頑張っている。
……「頑張っている」って。。
これまで、国会では憲法論議を先送りする口実として「予算委員会中は憲法審査会を開会しない」という謎の慣習・原則が存在してきました。
しかしながら、いかに予算委員会が重要な審議であるとはいえ、全国会議員が委員として出席しているわけではありません。他の委員会との同時開催は十分に可能になっています。
また、元官僚の宇佐美典也さんが指摘するように、憲法審査会は官僚からの質問取りや答弁が必要とされておらず議員のみで完結できます。
そのため、立憲民主・共産を除く多くの政党・会派は因習に囚われず参加に意欲示しているのに、「前例」を理由に議論を先送りする姿勢は「逃げ」「サボリ」との批判を免れることはできないでしょう。
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しかし一方で、冒頭に引用した維新・松井代表が指摘しているように、こうした立民の姿勢を事実上許容している自民党にも大きな責任があります。
文通費の議論でもそうですが、あまりにも全会一致を重視しすぎて議論や審議にフタをする姿勢は、結局は自民党にもやる気がないのだと判断せざるを得ません。
さらには参議院にも憲法審査会があるわけですから、こちらも積極的に動かしていく必要があります。
改憲議論に積極的な維新・国民民主が議席を伸ばし、国会内の雰囲気も大きく変わりつつあります。
毎週の定例会には衆議院の憲法審査会、そして参議院側でも活発に開催が行われるよう、引き続き提案を強めてまいります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年1月27日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。