2022年1月21日にタイガー魔法瓶が発売した『真空断熱炭酸ボトル』。国内メーカーで唯一(現時点で)、炭酸飲料に対応していることで話題の新商品だ。前回の記事では実際にエナジードリンクを入れ、本当に炭酸がキープされるか試してみた……んだけども。
実は一つだけやり残したことがある。それは……ビールである! タイガーによれば、『真空断熱炭酸ボトル』はビールの持ち運びも可能とのこと。ならば試してみない手はないだろう。というワケで今回は、炭酸ボトルにビールを入れて出社してみたい。
・準備編
ある日の出社前。自宅にて。それでは炭酸ボトルにビールを入れていきましょう。プシュッと開けてドボドボドボ……と注ぎ始めてすぐに気付いたね。アカン失敗した──。
そう、普通に入れると泡が立ちまくってしまうので、しばらくフタが閉められないのだ。炭酸抜けちゃゥゥゥゥウウウウ! なので皆さんはグラスのように傾けてからゆっくり注いでくださいね。
キャップをしっかり閉めたら……
よし、行ってきます!
──4時間後
えー、私(あひるねこ)はいま会社におります。まだバリバリお昼過ぎですが、そろそろ一杯ひっかけてみましょうか。
・実践編
前回の記事でもお伝えした通り、キャップを開けると「プシュッ!」という音がしますので、周りの目が気になる人は開ける瞬間に咳払いなどでごまかすのがよろしいかと思います。それでは……
ゔぅん!
/ プシュッ \
さて、本来ならこのままグビッ! と一気にイキたいところなんですが、確認のため一旦カップに注いでみましょう。その結果、泡は……
まさかの無。
それなりに勢いよく注いだのですが、どういうワケかほとんど泡立ちません。あれ、こんなもんか? でもシュワシュワしていてカップも冷たいです。ゴクリ……!
実は私の隣の席には上司である編集長・GO羽鳥が座っており、その距離は約1メートルほどなんですが……
そんなの関係ねぇ。
関係があらへん。
・最高
こ、これは……! ウマい……! キンキンに冷えてやがる……!! 炭酸は缶を開けてすぐ飲むよりも多少抜けてはいるのだが、ビールの味自体が非常にフレッシュなのでそこまで気にならない。やや微炭酸のビールって感じだ。
一度開けた缶を冷蔵庫に入れておくと、中身は冷えていても、空気に触れているからか品質劣化したような味わいになってしまう。気が抜けた味とでも言おうか。しかし、炭酸ボトルだとそれがないのだ。この差は非常にデカイと思われる。ちなみに羽鳥は……
まったく気付いていない様子。
・ステルス飲酒
きっと周囲の人には、今の私は家で入れてきたコーヒーでも飲んでいるように見えるだろう。でも残念。これビールです。ビールなんです。真っ昼間の社内で、しかも斜め前に上司が座っている状態でビールが飲めるなんて……ありがてぇ時代だな。
よって今日の結論としては、タイガー『真空断熱炭酸ボトル』にビールを入れて出社したら、誰にも気付かれずに堂々とビールが飲めるので最高……ということになる。さらに言うと、背徳感でよりビールがおいしく感じられるぞ。
「仕事がクソすぎて酒でも飲まないとやってられねぇ」という人は、一度試してみてはいかがでしょうか。ただし、あくまで自己責任でお願いしますよ。皆さんの健闘をお祈りします。
参考リンク:タイガー魔法瓶「真空断熱炭酸ボトル」
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.