力技で解決。
Androidスマートフォンを車載システムとして利用する「Android Auto」は実に便利なのですが、実はこれまで有線接続が必要(国や地域、車種によって異なります)という弱点がありました。そんな問題を解決すべく、Motorola(モトローラ)から純正ドングル「Motorola MA1」が登場しましたよ。
Motorola MA1を車内のUSBポートに接続すれば、AndroidスマートフォンからのAndroid Auto接続もワイヤレスでバッチリ可能。これまでのように、ワイヤレス接続用のサード製品を購入する必要はありません。
その他にも、BMWとフォードの一部車両がAndroid Autoの「Fast Pair」機能に対応。スマートフォンとの接続がさらに簡単になります。
ところで一ヶ月ほど前から、BMWの一部車両にてAndroidスマートフォンを車の鍵にする「デジタルカーキー(digital car key)」への対応が始まっていました。今後はより多くのUltra Wideband(UWB)対応スマートフォンにて、このキーレスエントリーが利用できるようになります。
そしてPolestarやボルボ、GMなどの車両に搭載されている、車載システムのAndroid Automotive。こちらではさらに多くのメーカーで採用が進み、またGoogle Playが直接組み込まれます。そしてSygicやFlitsmeisterのオフラインナビゲーションアプリや、SpotHeroやParkWhizの駐車場アプリ、ChargePointやPlugShareのEV向け充電アプリなどが利用できるようになるのです。
Android Automotiveを搭載したボルボ車両では、今年後半から「YouTube-in-the-car」機能が利用できるように。もちろん、こちらは停車時限定の機能です。さらに、Google アシスタントを利用して車内の気温を調整したり、キーを解錠/施錠することも可能になります。
というわけで、2022年はAndroid AutoとAndroid Automotiveが大幅に進化する予定です。もし車の購入をお考えなら、両OSへの対応(アップルのCarPlayも)をチェックしておいたほうがよさそうです。
Source: Google