2年ほど前、感熱紙のプリンタ付きのカメラがガジェット好きのあいだで少し流行った。
プリンタがついていることが注目されたが、カメラそのものの画質がとても気に入っている。
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)
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これがそのカメラ
2年放置したので劣化しているような気がするが、元からそんなにきれいではない。
注目すべきは内部で保存される写真の画質である。
2000年ごろの雰囲気でキュンとするほど懐かしいのだ。
昔の写真を見て若さを感じるが、あれは若かったんじゃなくてカメラの画像が粗いだけなのかもしれない。そういうことにしよう。
このカメラ、画質が粗いのに写真のファイルが横4000pxもある。大きくて粗い写真が撮れるのだ。アコム部分を切り抜いたら絵のようになっておもしろい。
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動画はもっとすごい
このカメラ、動画も撮れる。もちろん動画も90’sだ。
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信じられないほど古い。YouTubeにあがっている昔の東京の映像のようだ。
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手ブレも懐かしい。
スマホですら手ブレ補正でぬるっとした動画が撮れるが、このカクカクした感じがエモい。学校の屋上で映画を撮りたくなる画質だ。
いまでもAliexpressやamzonで類似品が売っているが、それらもこの画質かどうかは分からない。
もっときれいかもしれない。
でもそれは当たり、という気もする。