オラクル、医療IT企業Cernerを約3兆円で買収へ

CNET Japan

 Oracleは米国時間12月20日、医療とヘルスケア分野のITシステムを手がけるCernerを買収すると発表した。取引は全額現金で行われ、買収額は1株当たり95.00ドル(約1万800円)、総額283億ドル(約3兆2170億円)となる。

 2022年に完了予定のこの買収について、Oracleはただちに収益への貢献が見込めるとして、「Cernerの事業を世界のさらに多くの国に拡大するのに伴い、今後Oracleにとって大きな収益成長のエンジンになる」と述べた。

 Cernerの買収を通じて、OracleはヘルスケアIT市場に大規模なプレゼンスを獲得することになる。Oracleはすでに金融サービス、通信、公益事業、医薬品、ホスピタリティー、小売り、飲食料品、建設およびエンジニアリング、製造、政府といった市場の顧客向けに、業界特化型ソリューションを提供しており、ヘルスケアに目を向けるのは、同社の次の一歩として理にかなった動きだ。

 取引が無事に完了すれば、CernerはOracleのIndustry Business Unitに加わる。Oracleは、Cernerがミズーリ州カンザスシティー地域を含む市場に築いたプレゼンスを維持しつつ、世界の新たな市場にもサービスを拡大する計画だ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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